春先や秋のシーズンでは、1日の中でも温度がガラっと変わってしまうことも少なくありません。
そんな時期には“ささっ”と羽織れるアイテムが1つあると、凄く重宝するのは、皆さんも経験があると思います。
軽やかに羽織れるアイテム……といっても色々あるのですが、今回ピックアップしたいのは「シャツジャケット」というアイテム。
「ワイシャツ」と「ジャケット」を、足して2で割ったようなアイテムなのですが、これが実にイイ。保温の面でも。お洒落の面でも。大活躍なのです。
そういうわけで今回の記事ではシャツジャケットの特徴やおすすめモデル・ブランドを紹介していきたいと思います。
「どんな種類があるの? おすすめのブランドとかある?」
「シャツジャケットの下って、何を着こめばいいの?」
そんな疑問がある方のお手伝いができればと思います。
シャツジャケットとは?
まず始めに「シャツジャケット」というアイテムについて、ふれていきたいと思います。
「シャツのデザイン」に「アウターとしての機能」を与えた、ジャケットのこと
「シャツジャケット」とは、名が体を表す通り“シャツのようなジャケット”のこと。
パッと見は、カジュアルシャツのようですが、よくよく見ると、
- シャツにしては生地が厚め
- サイドポケットがある
- 身幅に“ゆとり”が用意されている
などなど、アウターとして(重ね着して)着用することを前提にした仕立てになっているのが特徴です。
シャツジャケットの特徴
次はシャツジャケットの特徴について解説していきます。
ざっくりとですが、シャツジャケットが多くの人に愛用されているポイントは、
- お洒落も出来て、体温調節もできる
- 羽織るだけでもお洒落レベルが上がる
- 色々なアイテムとコーディネートできる
の3つがあると思います。
では、それぞれ見ていきましょう。
①重ね着しやすいので、保温とお洒落をダブルカバー
シャツジャケットは、シャツよりも厚手、しかしジャケットよりも薄手な生地を採用しているものが多く、重ね着したときにゴワゴワしにくいという特徴があります。
そのため、Tシャツなどの薄手のインナーの上に羽織るのは勿論のこと、パーカーやタートルネックといった、ある程度ボリューミーなアイテムの上に羽織りやすいのです。
「パーカー羽織ったけど、ちょっと足りないかも……」というときの体温調整もできますし、レイヤードコディネートをしたいときにも、「凄く動きにくいけど、我慢するか」といったストレスを感じにくいのですね。
②本来ならドレッシーなアイテムを、“上手に着崩している”感
お洒落の本質とは「当たり前のスタイルに、当たり前じゃない要素を加えること(=みんなと何か少し違う)」にあると言われています。
その視点を踏まえると、シャツジャケットとは「スーツスタイルに組み込むシャツを羽織っている」という、ドレス感を崩したアイテムであることが分かります。
「ジャケット」という物は、フォーマルからカジュアルまで様々なデザインがありますが、それが“シャツっぽいデザイン”であることに大きな意味があるわけです。
羽織るだけで、お洒落の要素を満たしてくれる。実に助かります。
③パーカーやTシャツなど、幅広いアイテムと相性◎
シャツジャケットは、その“ほどよいカジュアルさ”から、非常に多くのアイテムと組み合わせることが出来ます。
中でもオススメなのが、「パーカー」との組み合わせ。
シャツジャケット初心者の方だと、「シャツ(っぽいアイテム)の下にアウターを着こむ」ことに、違和感を覚えてしまうこともあるかもしれませんが、シャツジャケットとパーカーの愛称は非常に◎。
洋服の本場であるヨーロッパ・アメリカでも、当たり前のように採用されているスタイルだったりするのです。
パーカー以外にも、Tシャツは勿論、シャツであったり、タートルネックシャツであったり。
全体を見た時に、ドレスとカジュアルのバランスがとれるようになっていればOKなのです。
ボトムスに関しても、ワイドとスリム、どちらのタイプとも問題なく組み合わせることが出来ます。
ただ、ワイドパンツと組み合わせるときは、生地感やサイズ感に気を付けて、カジュアル成分が強くなり過ぎないよう気を配りたいところですね。
シャツジャケットのおすすめブランド&モデル9選
ここからはオススメのシャツジャケットを紹介していきます。
実際に購入するときの参考にしてみてくださいね。
※各商品の価格は2021年2月4日時点でのものとなります。
1950年代のフランス製ワークジャケットを、日本・岡山の技術でリデザイン
退色や毛羽立ちを“経年変化”として楽しめる生地なので、育てていく楽しさがあるのも嬉しいポイントです。
シャツの柔らかさと、ジャケットのドレス感のハイブリットジャケット
スーツジャケットのテイストがありながら、あえて透け感を与えるなど、軽やかな表情に仕上がっています。
サイドポケット無しなど、ドレスシャツのディティールを強めた英国からの1枚
イギリスらしい無骨な印象がある一方で、サイドポケットを外して、ドレス感を高めるなど、バランスが取れたシャツジャケットです。
春夏にピッタリ!! リネンの“サラッ”とした素材感を羽織りたい方へ
羽織るだけでお洒落な印象になる、リネン素材が実に“こなれた”印象の1枚です。春夏シーズンに羽織るジャケットとしてピッタリですね。
ワークウェアから始まった仏・カジュアルブランドの定番アイテム
えりと裾端を「丸く」仕上げた、丸首型のデザインが、実に上品なカジュアルさを演出してくれます。
通気性と軽量感も抜群なので、Tシャツやパーカーの上にガシガシ重ねていきたいですね。
ニューフェイスブランドが企画する、ベーシックなシャツジャケット(セットアップ)
落ち感が綺麗な1枚で、同じ生地のセットアップで1万円以下という価格も魅力的。
ポリエステルトロピカルというシワの付きにくい生地なので、日々のケアも楽ちんです。
爽やかな印象を羽織る、ストレイプ柄のシャツ柄ジャケット
生地表面に細かな凹凸が並ぶサッカー生地を採用しているので、肌触りもさわやか。
色合いと共に、夏のTシャツスタイルをドレスアップさせるアイテムとして活躍してくれますよ。
春夏のアウトドアで頼もしい、ブルゾン味の強い軽量シャツジャケット
リブ袖使用や、裾のドローコード(ひも)など、いわゆるブルゾン味が強いのが特徴。
春夏のアウトドアなどで活躍してくれる1枚ですね。
シャツとジャケット、更に和服のテイストをハイブリッドした1枚
非常にシンプルな構造をしており、ストンと落ちるシルエットや前立ての重ね具合には「和装」のテイストを感じますね。
あとがき
以上、シャツジャケットの基本知識やオススメ商品を紹介してきました。
参考になりましたでしょうか?
ささっと羽織るだけで、保温もできてお洒落もできるシャツジャケット。
非常に便利なアイテムなので、この先の春秋では是非、活用してみて下さいね。
『紳士のシャツ』編集部の玄木がお送りしました。
ではでは。
究極の着心地を追及する日本のシャツブランド「インダスタイル トウキョウ」特集
“宇宙飛行士の船内作業着”を仕立てた技術と型紙をベースに始まった「インダスタイル・トウキョウ(INDUSTYLE TOKYO)」は、1956年創業の老舗メーカー『丸和繊維工業』が展開する日本のシャツブランドです。
オリンピック選手の競技ウェアや、宇宙船飛行士の船内作業着など、プロフェッショナルのパフォーマンスを支える服に採用された「動体裁断®」という技術を世界で初めて、ワイシャツに投入。『試しに一度着て見たら、他のブランドのシャツが着られない』といった声が寄せられるような着心地を生み出しています。
『アド街ック天国』やNHKなどの映像メディアから、ゴルフ雑誌EVEN、ディスカバリージャパンなどなど、様々なメディアで取り上げられています。