メンズのコーディネートにおいて、「ベルト」なる物は、いわゆる「脇役」。
目立たない存在でしかありません。
そのため「サイズが合ってれば、大丈夫でしょ!」と優先度低めな扱いを受けることも、しばしば。
しかし、この「目立たないこと」こそ、ベルトにとっての至上命題。
本来コーディネートは、全体(トップス+ボトムス&シューズ etc.)で1つのコーディネートとして完成するのが理想。
それなのに、どことも親和性のないベルトが、身体の中心で自己主張を始めたら、上半身と下半身の繋がりを両断して台無しにしてしまうのです。
そういうワケで今回の記事では、端役ではなく名脇役であるべき「メンズベルト」にフォーカス。
意外と意識されていない正しい選び方や、おすすめブランドなどを紹介・解説していきます。
「ベルトに選び方とかあるの?」
「ビジネスと休日のベルトって使い分けた方がいいの?」
「もしプレゼントするなら、どんなデザインが定番?」
そんな悩みをお持ちの方々の手伝いができれば幸いです。
ベルト選びのポイント
では早速、ベルト選びのポイントを確認していきましょう。
ベルトといえばスーツスタイルで着用するのが基本。
そのため、まずは理想のビジネスベルトをチェックしつつ、それを踏まえてカジュアルベルトをの選び方をおさえていきましょう。
ビジネスベルトのデザインはこのタイプ
まず最初は、ビジネスシーンにおけるベストなメンズベルトからチェックしていきましょう。
ビジネスシーンにおいて、間違いなく活用できるベルトのタイプはズバリこれ(↓)です。
具体的に特徴を書き出すと、
- レザー素材で両端にステッチ入り
- レザーの色とステッチの色が同じ
- 中央部分が膨らんでいる(断面図が、丸みのある凸型)
- 幅は3cmまで
- 色はブラック、ダークネイビー、ダークブラウン(革靴の定番色と同じ)
といったところ。
上記条件から外れれば外れていくほど、カジュアル向けのベルトになっていきます。
彼氏や夫などのパートナーにビジネスベルトをプレゼントするときは、上記の条件をチェックするようにしてくださいね。
ベルトの色は、靴の色と同系統で揃える
基本的に、ベルトの色は靴の色に揃えるのが基本にして王道。もし、ここを意図的に外すのであっても、ボトムスとは色を揃えておきたいところですね。
スーツスタイル時は、スラックスやジャケットなどと色を揃えることで、更にフォーマルレベルを上げることもできます。
もし、金具付きの靴(モンクストラップシューズ、ビットローファー etc.)を着用するのであれば、靴の金具とベルトの金具を同じ色で統一すると、さらにレベルで統一感を出すことができますよ。
仕事用と休日用は使い分けよう
1つめでベルトの条件にふれたことから分かるように、ビジネス用とカジュアル用を1つのベルトで兼任するのは悪手。やめておきましょう。
ビジネスでは革靴。
休日はスニーカー。
靴は、何の疑問もなく、そんな風に切り替えて楽しむ人は多いはず。ベルトも、それと同じです。
ONとOFFをスイッチングして楽しむようにしましょう。
“穴が5つあるなら、3つ目の穴で丁度いい”ぐらいがジャストサイズ
またベルトのサイズ選びも、なかなかに曲者です。
「穴のどれかで留まればOKでしょ?」という考えは、間違いではありません。
ただそれは購入後に体型が変わった時のバッファ(余裕)として残しておきたいところ。
新しくベルトを購入する場合は、用意されている穴の丁度半分・・・つまり、ベルトに5つの穴が開いているなら、3つ目の穴で留まっているベルトを選ぶのがベストなのです。
おすすめメンズベルト9選
ここからはオススメのメンズベルトやブランドを紹介していきます。
実際に購入するときの参考にしてみてくださいね。
※各商品の価格は2021年9月5日時点でのものとなります。
フォーマルからビジカジまで。ベーシックバリエーション全21種からピックアップ!!
価格もお手頃なのでコスパも抜群。
普段使いのベルトの選択肢を増やしてみたい人は是非、チェックしてみてくださいね。
▼紹介したベルトのレビュー
ラルフ・ローレン氏に認められた職人技を現代まで引き継ぐ、メッシュベルト
約10週間という時間をかけて仕上げられた上質なブライドルレザーを使用。
素材の耐久性は勿論のこと、職人が手仕事でメッシュ編みしているため、目の詰まりも抜群です。
ベルトという脇役にも、本場の歴史とクオリティを求める人にオススメです。
▼紹介したベルトのレビュー
存在感あります
5.0
全体の印象としては、肉厚でガッチリしています。ベルトを触る度に感じる、しっかりとした存在感が堪りません。革の厚みは3mm、編み込んであるので、ベルトとしては8~9mm 程でしょうか。バックルの輝きもとても美しいです。
引用元:楽天市場
“革のダイヤモンド”から作り出す、ベーシックなビジネスベルト
「コードバン」から生産したメンズベルトです。
耐久性があるため長持ちし、エイジングを楽しむことが出来ます。
なかなかベルトに投資する金額のジャッジは難しい所ですが、ベルトにも是非こだわりたい方は是非。
▼紹介したベルトのレビュー
いい色の商品です。
5.0
以前に「シルバー×ブラック」を購入。今回は「シルバー×ワインレッド」を購入。
事前に色の好みをお伝えしましたが、赤過ぎないかとか、ダークブラウンっぽくないかとか、届くまで心配でしたが、とてもいい色で満足しています。
つくりもしっかりしているようです。引用元:楽天市場
コスパ抜群!! 我らがユニクロのベーシックベルト
革の本場であるイタリア・トスカーナ地方に工房を構えるVOLPI社のレザーを採用。
両端にステッチこそないものの、断面は丸みを帯びた凸型なので問題なし!
シャツや感動ジャケットを購入するついでに1本買っておくだけでも、確かなお得感があるはずです。
クロコ型押しや筋入り型押しなど、お洒落な格安ベルトを探している人へ。
全12種類の中から選べるので、ビジネス用の2本目など、日々のライフすスタイルをお財布に負担をかけずに豊かにするときの選択肢として、是非、どうぞ。
▼紹介したベルトのレビュー
ドレス感と男らしいワイルドさを両立する、クロコダイルベルト
高級素材であるクロコダイルレザーの竹斑(腹の四角い鱗のような部分)が、綺麗に並ぶよう丁寧に型取りされているため、ワイルドでありつつドレス感を保つ印象に仕上がっています。
あくまでもコーデを崩さない範囲で、それでいてワイルドさと満足感を求める方にピッタリな一本に仕上がっていますよ。
カジュアルなメッシュベルトを、お手軽価格で。
カジュアルベルトではありますが、ベルト幅を少し細めにすることでドレス感をUP。
レビューにも「ベルトはユニクロで大満足なので、余力で革靴に投資します!」という旨の書き込みが寄せられるなど、非常に満足度が高い仕上がりになっています。
姫路レザーの手染め具合が溜まらない、デニムと相性◎なカジュアルベルト
同じく生地のムラ感や素材感を楽しめるデニムとは相性抜群。
経変変化を楽しめるので、元主やデニムと一緒にエイジングしていく様子をお楽しみください。
▼紹介したベルトのレビュー
造りがしっかりしている
5.0
いつも〇ニクロさんで3000円ぐらいのベルトを買っていましたが、1年使うとクタクタになって捨てていました。今回、レビュー評価の良かったこちらのベルトを試しに買ってみました。使用後 約10カ月の評価ですが、革は多少柔らかくなったものの、造りがしっかりしていて見た目も市販品の1万円ぐらいのものと比べてそん色はなく、コスパ的にも優秀品だと思います。chocoを買いましたが、色違いにもう一つ欲しくなりました。引用元:楽天市場
ラグジュアリーブランドが指名するレザー生地に、遊び心を1つ。
紹介するのは、様々なラグジュアリーブランドがこぞって使用する「サフィアーノレザー」を採用したもの。
「素材にこだわっただけか…」と思いきや、実はリバーシブルデザイン。
金具の付け替えで、ビジネスからカジュアルまで幅広くカバーできる、ポールスミスらしい仕上がりになっています。
全身のランクを底上げする、グレージングクロコダイルレザーベルト
可能であれば、磨き上げられた革靴とセットで着用して、全身コーデとして統一感を出したいところですね。
▼紹介したベルトのレビュー
あとがき
以上、メンズベルトの正しい選び方とオススメブランドを紹介・解説しました。
参考になりましたでしょうか?
優先度・低、、、というよりも、そもそも気に留めさえしない人も多くない「ベルト」。
目立たないアイテムではありますが、目立たないことこそ求められていることを忘れないようにしてくださいね。
馴染んでなんぼ。それがベルトの世界なのです。
『紳士のシャツ』編集部の玄木がお送りしました。
ではでは。
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