高級なワイシャツを身に纏うと、不思議と所作まで変わってくるものです。
上質な素材が生み出す心地よい肌触り、熟練職人による美しいシルエット、こだわり抜かれたディテール。
良いシャツを着ている日は、自然と背筋が伸び凛とした佇まいに。
少し大袈裟に言いましたが、一流が一流のモノを身につけるのには意味があるわけです。
この記事では、ビジネスのパフォーマンスを引き上げ、最高のパートナーになる高級ワイシャツブランドをご紹介します。
高級ワイシャツの条件
まずはお手頃ワイシャツと高級ワイシャツでは何が変わるのか、そのディティールをざっくりまとめました。
上質な生地
まずもって、ワイシャツの高級感を左右するのは生地感。
適度な光沢感は必須とも言えるかもしれません。
英国王室御用達の生地メーカー「トーマスメイソン」やイタリアが世界に誇る「アルビニ社」などが有名ですね。
貝ボタン
お手頃シャツのボタンはプラスチック製。最近ではだいぶ見た目も良くなってきましたが、ぱっと見の高級感はまだまだ貝ボタンに軍配が上がります。
特に最近ではネクタイをしない日も増えたかと思いますので、ネクタイ不在のシャツにとってボタンは印象を左右する大きな要素になったように思います。
白蝶貝や高瀬貝などだと良いですね。
パターン設計・仕立て
高級ワイシャツの代名詞とも言える「マニカスポスタータ」をはじめとする、着心地の良さを左右する仕立てと、
体のラインを美しく見せてくれるシルエット設計は高級ワイシャツでしか味わえない満足感です。
ブランドの顔が出る襟型
シャツの顔となる襟。
どんなカーブを描くのかはもちろんシャツの設計によります。
細かな違いですが、パッと見たときに「美しい」と思えるのは高級シャツならではと言えます。
高級ワイシャツの相場
10,000円を超えたら高級ワイシャツと呼んで良いと思います。
一般的なワイシャツの相場は2,000円と言われていますので、5枚分と考えると、なかなか高級と言えますね。
高級ワイシャツブランド11選
ここからは高級ワイシャツブランドをご紹介します。どれも名品揃い。ぜひワードローブにお迎えください。
永遠のあこがれ『フライ(FRAY)』
1962年イタリア・ボローニャで創業した、世界屈指の高級シャツメーカー『フライ(FRAY)』。マシンメイドシャツの最高峰と言われています。
“マシン”と言っても、その製法は極めて職人的。たとえば、生地からワイシャツのパーツを裁断する「カッティング」は、生産効率を考えて、何十枚もの生地を重ねて機械で一気に裁断する方法が一般的。
しかしフライ(FRAY)では、1つ1つ型紙とハサミを使って、職人の手作業で切っているのです。
世界最高のハンドメイドシャツ『ルイジボレッリ(LUIGI BORRELLI)』
マシンメイドの最高峰が『フライ(FRAY)』なら、ハンドメイドの最高峰が『ルイジボレッリ(LUIGI BORRELLI)』です。
1904年、アンナはヴェスヴィオの麓、サンセバスティアーノの自宅で、近所の人たちのためにシャツを仕立て始めました。
これが、ハンドメイド高級シャツブランド『ルイジボレッリ(LUIGI BORRELLI)』の原点。
アンナの仕立てるシャツは瞬く間に、ナポリの洒落者たちの評判になり、その後アトリエを構え、シャツ作りを生業にするようになります。
世界で最も美しいセミワイドカラーと称される「LUCIANO」など、一度は着てみたい名作シャツがそろっています。
ジェームズ・ボンドも愛用した『ターンブル&アッサー(Turnbull&Asser)』
1885年、イギリス・ロンドンで創業した老舗高級ビスポークシャツブランド『ターンブル&アッサー(Turnbull&Asser)』。
映画『007』の主人公ジェームズ・ボンドが、『ターンブル&アッサー』のワイシャツを着用したことで、一層有名になりました。
細身のシルエットが魅力的『バルバ(BARBA)』
1964年、イタリア・ナポリで、アントニオ・バルバとヴィットリオ・バルバ兄弟がシャツメーカーとして創業した『バルバ(BARBA)』。
生地や襟型のバリエーションが豊かで、細身に見えるシルエットなのに、動きやすいのはナポリ仕立ての高い技術が為せる技。
日本でも大人気『ブルックスブラザーズ(Brooks Brothers)』
いまやワイシャツの定番となった『ボタンダウンシャツ』を生み出したのが、『ブルックスブラザーズ(Brooks Brothers)』です。
1818年アメリカで創業して以来、リンカーン、ケネディなどの歴代米大統領、や芸術家アンディ・ウォーホルなど、数多くの偉人に愛されてきました。
伝統を大切にしながらも、ノーアイロンシャツなど時代に合わせた機能的なワイシャツも発表しています。
コストパフォーマンス◎『オリアン(ORIAN)』
1990年、イタリア・ヴェネト州で誕生した『オリアン(ORIAN)』。
イタリアの伝統的な職人技術と最高水準の機械技術との融合により、高品質ながらコストパフォーマンスが高いワイシャツを生み出しています。
イタリアブランドを支えてきた実力派『ギローバー(GUY ROVER)』
日本でも根強いファンが多い、高級マシンメイドシャツブランド『ギローバー(GUY ROVER)』。
1967年イタリアで設立され、以来マシンメイドならではの確実で正確な仕立てで、コストパフォーマンスの高いワイシャツを作り続けています。
ディテールまでこだわり抜いた日本ブランドのおすすめワイシャツ3選
百貨店バイヤーズ賞やTV登場で話題『インダスタイル・トウキョウ(INDUSTYLE TOKYO)』
オリンピック選手の競技ウェアに採用されている「動体裁断®」技術を採用することで、“何も着ていないような気さえする”ほどの着心地を実現する『インダスタイル・トウキョウ(INDUSTYLE TOKYO)』。
「試しに1枚だけ買ってみたら、もう他のシャツが着られなくなりました」という口コミの通り、クセになる着心地の良さで、リピーターが続出しているワイシャツです。
創業以来ニット製品を手掛けるメーカーのブランドなので、ワイシャツも勿論ニット製。しかし、一般的な織り生地と見分けがつきにくいほど緻密なニット生地を選定しているため(ときにはオリジナル生地を製作することも)、ビジネスシーンでは何の心配もなく着用できるほどドレッシーに仕上がっているのが特徴です。
▼四季すべてを快適に過ごせるオススメはこれ!
INDUSTYLE TOKYO『シャンブレー 長袖シャツ』¥19,800円+税
光沢感と美しいシャリ感はシャンブレー生地ならでは。
さらに、汗じみ防止加工も施されているのでいつでもドライタッチ。四季を通して快適にビジネスに集中することができます。
ワイシャツ姿をキチッと見せたい方は、是非チェックしてみてくださいね。
リピーター人気No.1!COOLMAX®︎で夏に大活躍のロンドンストライプ
シャツ1枚でも、華やかに見せてくれるロンドンストライプのシャツです。
リピーター人気No.1の “ふわっ” としたニット生地で仕立てているので肌さわりも極上。それでいて吸水速乾性のCOOLMAX®なのですから、技術の進歩は凄いですよね。本当に。
勿論、オリンピック選手の競技ウェアと同じように動体裁断®を採用しているため、何も着ていないような軽やかな着心地を楽しむことができますよ。
是非、チェックしてみてくださいね。
▼動体裁断®シャツに寄せられた声
ふんわり体を包み込むような優しさ
5.0
動いても、必ずシャツの方から、体に寄り添ってくるよな動きをしてくれます。
歴代007も、この快適さを知っていたら、
ショーン・コネリーも、ダニエル・グレイグも、
御社のシャツを注文していたことでしょう!引用元:公式通販サイト
クラフトマンシップが宿る『HITOYOSHI(ヒトヨシ)』
2009年のリーマンショックで親会社を失ってしまった生産工場が、「技術」と「地域雇用」を守るために生まれ変わった日本メーカーが展開する、オリジナルブランド『HITOYOSHI(ヒトヨシ)』。
『単なる謳い文句で“日本製”を語ってはいけない』という方針のもと、「通常の1.5倍細かい運針」や「立体的なエリの仕上げ」「接着芯ではなくフラシ芯の採用」などなど、確かな価値と職人魂を込めたワイシャツを仕立てています。
1886年創業の老舗『CHOYA1886』
昔ながらの綿布の表情を再現するために、日本の伝統的な綿生地産地・静岡県浜松で、通常の3倍手間ひまをかけて生地をつくり上げています。
あとがき
いかがでしたか?
高級ワイシャツは、単に身体を包むだけでなく、ビジネスのパフィーマンスを引き上げる最高のパートナーです。
上質な一着を纏うと、自然と背筋も伸びるものです。ぜひワードローブに1着入れてみてください。