春先になるとよく耳にする『シャンブレーシャツ』。
淡く薄い色と、上品な光沢感が魅力で、オフの日のコーディネートを上品に、ビジネスシーンを華やかにしてくれるアイテムです。
淡い色が爽やかな印象を与えるため春〜夏のイメージが強いですが、実は通年&オンオフ問わず使える優秀なシャツなんです。
「ビジネスシーンでも着ていいってホント?」
「自分にぴったりの一着が知りたい!」
「シャンブレーとデニムって似てるけど違いは何?」
この記事ではシャンブレーの魅力をもっと広めるために、シャンブレーとデニム・ダンガリーの違い、おすすめアイテム7選、かんたんコーディネート術をご紹介します。
軽やかな春夏コーデに
そもそも、『シャンブレー』って何?
霜降りの風合いが魅力の“平織り”生地のひとつ。
シャンブレーとは、タテ糸とヨコ糸を1本ずつ交互に交差させる「平織り」生地のひとつで、タテ糸に色糸、ヨコ糸に白糸(さらし糸)を使った生地のことをいいます。
色は薄めで、上品でやさしい光沢感と、霜降り状のムラ感が魅力。
丈夫で通気性がよく、軽い着心地のためシャツなどのトップスで多く使われる生地です。
素材は同じ?!シャンブレー・デニム・ダンガリー・の違いは?
三大ワークウェア生地と呼ばれることもある「シャンブレー」「デニム」「ダンガリー」。
なんとなく雰囲気で見分けていた日々はここまで。違いは表で見ればカンタンです!
【早見表】違いはヨコ糸、タテ糸、織り方の組み合わせ。
早見表 | シャンブレー | デニム | ダンガリー |
---|---|---|---|
生地感 | |||
織り方 |
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ここからは生地ごとに詳しく解説します。もっと知りたい!という方はぜひご覧ください。
シャンブレーシャツ選びの4大ポイント
ポイント①襟はカジュアルなボタンダウンがおすすめ
もともとワークウェアということもあり、基本はカジュアルアイテムなシャンブレーシャツ。
カジュアルシャツでボタンダウンが選ばれるのは、ノーネクタイで第一ボタンを開けてても襟が立って綺麗に見えるから。
カジュアルスタイルを作るならボタンダウンが断然おすすめです。
ポイント②色は薄めが汎用性◎
使う糸の色によって、色味が変わるシャンブレー生地。
ビジネスカジュアルからオフの日まで幅広く活躍してくれるのは薄くて淡い色。
どんなアイテムともマッチしてくれる名脇役に大変身です。
ポイント③汗じみ防止加工のある生地だと安心。
淡い色のシャツを選ぶときには、「汗じみが目立ってしまわないか」という不安がつきものです。
そこでアイテム選びのときにチェックしたいのが、汗じみ防止加工があるか。
おすすめしたいのが富士紡ホールディングスが開発した「ディスノーティス®︎」加工の生地を使ったシャツ。
生地の裏側に汗がとどまらず表面へ向けて水分が拡散することで、汗が目立たない+サラリとした着心地に仕上がります。
シャツ選びに迷った時は生地の加工もチェックしてみてくださいね。
ポイント④シーンにあったシャツを選ぶこと。
シャンブレー生地のシャツは、生地感・ボタン・ポケットなどのディティールの違いで種類が豊富!
着用シーンに合わせて、ヴィンテージライクな「カジュアルシャンブレー」とビジネスにも選ばれる「ドレスシャンブレー」のどちらにするか選んでみてください。
経年変化を楽しめるタフでオーセンティックな「カジュアルシャンブレー」
もともとはワークウェアとして生まれたシャンブレーシャツ。アメリカ海軍のユニフォームとしても採用されているように、無骨なデザインを残したカジュアルなデザインは、オフの日に大活躍。
無骨なワークデザインのシャンブレーシャツは経年変化も楽しめるのがポイント。
デニムとはまた違ったムラ感の虜になる人も多いです。
カジュアルシャンブレーシャツは、「三本針ステッチ、ネコ目ボタン、ワークポケット」など、細かいディティールがあるものを選ぶと◎
経年変化を味わいたい人は濃いめの色を選ぶのをおすすめします。
今どきビジカジにぴったりな「ドレスシャンブレー」
出自がワークでも、ビジネスウェアのカジュアル化にともなってドレス顔のシャンブレーシャツも増えてきました。
シャンブレーにしかない独特な霜降り感と上品な光沢感が、ビジネスシーンを爽やかに彩ってくれるため、少しドレスダウンする日のビジネスウェアに人気です。
選ぶときには、ビジネスシャツのディティールが採用されているか、胸ポケットは片方か、ボタンは小さいかなど、あくまでビジネスウェアとして仕立てられているかをチェックしましょう。
おすすめシャンブレーシャツ7選
ここからは通年活躍するおすすめのシャンブレーシャツを「ドレスシャンブレー」と「カジュアルシャンブレー」に分けて、6ブランドからピックアップしてご紹介します。
ビジネスにも大活躍のドレス顔シャンブレーシャツ3選
「期待以上の着心地」の汗ジミ防止+動体裁断®︎のニットシャツ
▼ピックアップしたニットシャツの特長
ビジネスのパフォーマンスを高めてくれる、とにかく快適な着心地にこだわった一枚。
インダスタイルトウキョウのシャツは「一度着たらやめられなくなる優しい着心地です」という声が寄せられるほどの快適さ。
秘密はオリンピックのユニフォームと同じ「動体裁断®︎」と「ニット」。今回ピックアップしたアイテムの「汗ジミ防止加工」にあります。
生地の裏側に汗がとどまらず、表面へと“発散”していくから汗が目立ちにくい&肌面がムレにくく、いつでもドライな着心地をキープしてくれる生地です。
一般的な織り物とは違い、編み物であるニットで仕立てられたシャツなので、伸縮性と通気性の良さも快適さをサポートしてくれます。
購入者の93%が「期待以上の着心地」と回答する、満足感が高い“極上の着心地”に仕上がっているワイシャツです。
▼▼動体裁断®︎シャツに寄せられた声
試しに1枚だけ買ってみたら、もう他のシャツが着られなくなりました
5.0
この着心地を知ってしまうと、他のシャツが窮屈に感じてしまうぐらいで、
シーズンに1着は買ってしまってます。引用元:公式通販サイト
ビジネスシーンにマッチするワイドカラーver
ネクタイとの相性も抜群なワイドカラーなので、どんなビジネススタイルにもマッチしてくれる頼れる1品です。
ドレス感が魅力の「ダークネイビー」
ぜひ1度お店をチェックしてみてくださいね。
ドレスシャツにワークテイストを融合させた新定番
ドレスシャツの作りをベースに、ペンポケットとカンヌキ留めなどワークシャツの名残を感じるディテールに仕上がっています。
名門サウスウィックのMADE IN USAシャンブレーシャツ
日本製の上質なシャンブレー生地を、アメリカの名門シャツファクトリーで縫製した定番ボタンダウンシャツです。
少しお値段は張りますが、これぞアメリカントラディショナル!を感じることのできる一着です。
ワークテイストの無骨なシャンブレーシャツ3選
圧倒的コスパの日本製ミリタリーシャンブレーシャツ
三本針ステッチやネコ目ボタンなどワークテイストが詰め込まれたディティールがミリタリー好きにはたまらないアイテムです。
本格的かつリーズナブルに手に入るヒューストンのアイテムは、とりあえず1着持っておいて間違いないクオリティです。
楽天口コミ数No.1!カムコのシャンブレーシャツ
日本ではアメカジ好きにこよなく愛されています。
ワークスタイルを踏襲した、カジュアルシーンで重宝する一着です。
徹底的にヴィンテージ。長く愛せるシャンブレーシャツ。
左右のチェストポケットや三本針ステッチはもちろん、なんと1 時間に5m ほどしか織れないという昔ながらの力織機(りきしょっき)でセルヴィッチシャンブレーに織り上げるという徹底ぶり。
経年変化も味わえる、長く愛用したい一着です。
押さえておきたいシャンブレーシャツの着こなし術
最後に、シャンブレーシャツを「ビジネスシーン」と「オフの日」に着回すコーディネートアイデアをご紹介します。
今どきビズにはジャケットオンが◎
「ホントにビジネスに着ても大丈夫?」という不安を吹き飛ばしてくれるのがジャケットオンのスタイル。
Vゾーンから見える爽やかなシャンブレーがコーデ全体を華やかに見せてくれます。
ノーネクタイの日にはボタンダウンを選ぶのがおすすめです。
無地なシャンブレーは、柄物をまとめるリーダーに。
王道「紺ブレ×チノパン」もドレシャン+で気軽に味変。
ノータイにはボタンダウン×Vネックニットで賑わいを。
オフの日はラフに、ワークなテイストで。
「カジュアルシャンブレー」はデニムや軍パンなどの武骨なアイテムと相性抜群。
アメカジやトラッドなファッションが好きな人は、いつものワードローブにシャンブレーを追加するだけで着回しの幅がグッと広がります。
デニムとの相性は当然◎。
ワークシャツにはミリタリーがよく似合う。
あとがき
いかがでしたでしょうか?
爽やかな淡い色と上品な光沢感が魅力のシャンブレーシャツは
ビジネスカジュアルの1軍入り間違いなしのアイテムです。
ここまで『紳士のシャツ』編集部の岡田がお送りしました。
それではまた!
究極の着心地を追及する日本のシャツブランド「インダスタイル トウキョウ」特集
“宇宙飛行士の船内作業着”を仕立てた技術と型紙をベースに始まった「インダスタイル・トウキョウ(INDUSTYLE TOKYO)」は、1956年創業の老舗メーカー『丸和繊維工業』が展開する日本のシャツブランドです。
オリンピック選手の競技ウェアや、宇宙船飛行士の船内作業着など、プロフェッショナルのパフォーマンスを支える服に採用された「動体裁断®」という技術を世界で初めて、ワイシャツに投入。『試しに一度着て見たら、他のブランドのシャツが着られない』といった声が寄せられるような着心地を生み出しています。
『アド街ック天国』やNHKなどの映像メディアから、ゴルフ雑誌EVEN、ディスカバリージャパンなどなど、様々なメディアで取り上げられています。
『アド街ック天国』やNHKで話題!インダスタイルトウキョウのおすすめ動体裁断®アイテム
インダスタイルトウキョウで人気の秋冬アイテム
皇室御用達『傳濱野』
メンズライン特集
“老舗の当主が欲しいもの”を、皇室御用達の確かな仕立てで。
▼ブランドの概要
『傳濱野(でんはまの)』は、ロイヤルファミリー3代からご用命を受けた濱野家による、日本のブランド。
その歴史はなんと140年前の明治初期から。
皇室に献上するフォーマルバッグを仕立てていただけあって、その仕立ての良さはお墨付きです。
そんな傳濱野メンズラインのコンセプトは、
「数えきれないほどのレザー・財布を見てきたブランド当主が、自分で欲しいと思ったものを作る」というもの。
そのコンセプトなだけあって、
「これこれ、こういうのが欲しかったんだよ」
という、大量生産では叶わないようなアイテムが展開されています。