華やかなシーンで登場することが多いシャンパン。
立ち上る泡が美しく、豊かな気持ちにさせてくれますよね。
しかし、シャンパンにはさまざまなタイプがあり、価格もまちまちです。
なんとなくシャンパンのことは知っているけど、「どんな種類があって、何を基準に選んだらよいかわからない」。
そんな方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、シャンパンの基本を押さえつつ、選ぶときのポイントをしっかりと解説しながら、ソムリエの視点から、「ぜひ知ってほしい、味わってほしい」シャンパン20本をご紹介。
また、初心者から一歩進んだ知識や知っておきたい生産者の詳細も網羅していますので、読み終わるころには一通りの知識が身に付きますので、ぜひ最後までお読みいただければと思います。
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※本記事で掲載している価格(税込)は、2022年10月4日時点のものです。
ワインの神様に祝福されたグレートヴィンテージ生まれ。
ミシュラン星付きフレンチ、ワインインポーターを経て、ライターの道へ。
特にブルゴーニュとシャンパーニュの古酒を好むが、自分の生まれ年は高くてなかなか手が出ないのが悩ましいところ。
趣味は、ワイン売り場のパトロールをしながらのデパ地下巡り。
🍷ソムリエのイチオシ。オススメPICKUPシャンパン4選
【いまさら聞けない】
シャンパンとは?
映画祭などのパーティーシーンや、モータースポーツの表彰台でのシャンパンファイトなど。
シャンパンは華やかなシーンに欠かせない存在です。
ですが、そんなイメージとは裏腹に、シャンパン造りには、法律によってさまざまなルールや厳格な基準が設けられており、意外と”お堅い”側面があります。
ここでは、まず知っておきたい「シャンパン」であるための決まりをざっくりとご説明しますが、最初から全部覚える必要はありませんので、気楽にお読みください。
シャンパーニュ地方で造られるスパークリングワイン
シャンパンとは、フランスのシャンパーニュ地方で造られるスパークリングワインを指します。
正確には、フランス語の「シャンパーニュ(Champagne)」という読み方となりますが、日本では「シャンパン」、「シャンパーニュ」のどちらでも通じます。※この記事では、ワインを指す場合は「シャンパン」で統一します。
フランスでは、原産地呼称制度と呼ばれる法律があり、シャンパーニュ地方以外で造られるスパークリングワインは、シャンパンと名乗ることができません。
また、ここではすべて書ききれませんが、そのほかにもシャンパンを造る上での厳しい規則があり、
- 使用できるブドウ品種
- 「シャンパーニュ製法」と呼ばれる独自の造り方
- 出荷までの瓶内熟成期間
などが代表的な例です。
ブドウ品種については、シャンパンを選ぶ際のポイントに深く関わってくるので、次の章で詳しく解説します。
また、アルコール度数は、そよそ11~12.5度ほど。
一般的な日本酒(15度程度)よりもやや低めで、高すぎず低すぎず食前の乾杯には最適なのではないでしょうか。
ちなみに、アルコール度数にも規定があり、11度未満だとシャンパンを名乗ることができません。
文字通り、泡(ムスー)のワイン(ヴァン)です。
また、シャンパンと同じ製法でも、シャンパーニュ地方以外で造られるものはクレマン(Cremant)といい、クレマン・ド・●●(ブルゴーニュなどの産地)の名称で呼ばれます。
ガス圧が2.5気圧以下の微発泡性のものは、ペティアン(Petillant)。
【味わいはブレンドの妙】
シャンパン造りに使われるブドウ品種は3種
シャンパンに使用できるブドウは基本的に以下の3種類。
- シャルドネ
- ピノ・ノワール
- ムニエ
これら3種のブドウから「リザーブワイン」と呼ばれる非発泡性のワインを造り、リザーブワインをブレンドしてしてシャンパンが造られます。このブレンドすることを「アッサンブラージュ」と呼びます。
ブレンド比率は生産者(メゾン)によって異なり、それぞれの独自の味わいやスタイルを形作る手段でもあります。こうして生まれる造り手ごとの味わいの違いが、シャンパンの愉しみの幅を広げてくれます。
ご説明が長くなりましたが、それではシャルドネ、ピノ・ノワール、そしてムニエについてさっそく見ていきましょう。
リザーヴワインとは、収穫年の異なるストックしておくためのワインのこと。
フランス北部にあるシャンパーニュ地方では、寒さが厳しくブドウの出来や収穫量が安定しなかったことから、味わいや品質を一定に保つために、複数のブドウ品種と収穫年のワインをブレンドしてシャンパンを造る習慣ができました。
シャルドネ(白ワイン用のブドウ)
「シャルドネ」は、白ワイン用のブドウの中でも、世界でもっとも有名で人気のあるブドウ品種。
フランスのブルゴーニュ地方が原産ですが、冷涼~温暖な気候までさまざまな国や地域で栽培されています。
基本的には、シャープな酸と柑橘系や白桃、白い花などのフローラルな香りが特徴。
デイリーワインから、モンラッシェという超高額ワインまで造ることのできる万能選手です。
ピノ・ノワール(赤ワイン用のブドウ)
「ピノ・ノワール」は、シャルドネと同じくブルゴーニュ地方原産で、赤ワイン用のブドウの中でも高貴なワインを生み出す品種として有名なブドウ品種。
ベリーやチェリーといった果実のアロマが豊かで、タンニン(渋み)が比較的穏やかなワインに仕上がります。
こちらも、リーズナブルなものから、世界一高価と言われるロマネ・コンティ(1本300万円を超えることも!)もこのピノ・ノワールから生まれます。
ムニエ(赤ワイン用のブドウ)
この品種単体としてワインが造られることは稀な品種。
ピノ・ノワールと同じく赤ワイン用のブドウ(=黒ブドウ)です。
酸味は強く、とてもフルーティーな味わいが特徴で、収穫できる量の多いこともあり、シャンパンの生産を支える重要な役割を担います。
3種類ブレンドしなくてもシャンパン?
先ほどご説明した通り、基本的にシャンパンは複数年のリザーヴワインをブレンドして造られます。
ですが、2種類だけ、もしくは1種類だけでも問題はなく、特に1種類だけで造られるシャンパンには、特別な呼び名があり、ラベルにも記載されているのでチョイスする際の目安になります。
ブラン・ド・ブラン(Blanc de Blancs)
フランス語で、”白の白”という意味。
シャルドネ100%から造られ、非常に繊細な味わいで、シャープな酸としっかりとしたミネラルが感じられ和食との相性もよい味わいです。
ブラン・ド・ノワール(Blanc de Noirs)
フランス語で、”黒の白”という意味。
黒ブドウ100%(ピノ・ノワール or ムニエ 100%、稀にピノ・ノワール+ムニエ=100%)から造られ、しっかりとした果実味があり、ボリューム感やコクを楽しむシャンパンです。
※しかし、現在では上記3種以外はほとんど使用されていません。
その他の品種は、ピノ・グリ、ピノ・ブラン、アルバンヌ、プティ・メリエの4種。
これをスラスラと言えると、シャンパン通からも一目置かれるでしょう。
【明日から使える】
シャンパン選び方のコツ
ここまでシャンパンの基本的な知識をご紹介してきました。……とはいえ、改めてレストランやワインショップでシャンパンを選ぶシチュエーションになったとき、何を基準にしたらいいか悩みますよね。
大抵の場合、ソムリエや店員の方に聞けば色々とアドバイスをくれますが、まったく知識がないと心理的ハードルも上がり、「高いものをすすめされたらどうしよう」と内心ドキドキしてしまうものです。
そこで、良心的な(?)ソムリエの私が、シャンパンをチョイスするときのコツを
- 「色」で選ぶ
- 「味わい」で選ぶ
- 「グレード」で選ぶ
以上3つの視点からご紹介いたします。
【色で選ぶ】基本は白。華やかなシーンではロゼ(ピンク)も◎
シャンパンには、白とロゼの2つのタイプがあります。
ロゼ(Rose)とは、ピンク色やバラ色を意味するフランス語で、ピンク色のシャンパンのことを、ロゼ・シャンパンと呼びます。
鮮やかな色合いで場の雰囲気が華やぐことから、記念日などのデートやパーティーシーンなどにふさわしいシャンパンです。
また、ロゼ・シャンパンには、黒ブドウ(赤ワイン用のブドウ)がメインに使用されているので、赤ワインに感じられる渋みの要素(タンニン)が多く含まれます。
そのため、白のタイプよりはややしっかりとした飲み口のものが多いので、好みに合わせてチョイスすることをお勧めします。
【味わいで選ぶ】極甘から極辛まで7段階
シャンパンの味わいは、辛口~あま口まで実にさまざま。
シャンパンが造られる最終段階に、ドサージュ(補糖)と呼ばれるリキュールを加える工程があり、添加される糖分の量で味わいが決まります。
1リットル当たりの残糖量で分類され、全部で下記の7つのタイプ。
ラベルにも記載されていますので、ご参考にしてください。
近年は、ほとんどドサージュを行わない極辛口のタイプが主流。
食のトレンドやライフスタイルの変化も影響していますが、温暖化の影響により、冷涼な気候のシャンパーニュ地方でも完熟した糖度の高いブドウが収穫できるようになったためと言われています。
※エクストラ・ブリュットなどの極辛口に当たるドサージュ量でも、ブリュット表記(~12g)としているメゾンも多くあり、後の商品紹介では、ラベル表記に従って記載します。
名称 | 分類 | 残糖量 |
ブリュット・ナチュール Brut Nature |
極辛口 | 3g/L 以下 |
エクストラ・ブリュット Extra Brut |
極辛口 | 6g/L 以下 |
ブリュット Brut |
辛口 | 12g/L 以下 |
エクストラ・セック Extra Sec |
中辛口 | 12~17g/L 以下 |
セック Sec |
中甘口 | 17~32g/L 以下 |
ドゥミ・セック Demi Sec |
甘口 | 32~50g/L 以下 |
ドゥー Doux |
極甘口 | 50g/L 以上 |
【グレードで選ぶ】リーズナブルな一本? 特別な一本? それとも高級な一本?
みなさんが今シャンパンを選ぶとするなら、何を重視するでしょうか?
価格?それとも味わい?
もちろんその両方だと思いますが、初心者は何を基準に選べばよいか見当が付きませんよね?
そこで注目するのが、シャンパンのグレードです。
シャンパンのグレードは3つあり、ノンヴィンテージ(NV)、よりヴィンテージ(Vintage)、そしてプレスティージュ(プレステージ)と呼ばれます。
それぞれ造り方や出荷までの瓶内熟成期間が異なり、価格や味わいに大きな違いを生みます。
特に、瓶内熟成期間が長いシャンパンほど、香り・味わいの深みや複雑味が増し、ワイン愛好家たちを魅了してやみません。
それではさっそくこれら3つのタイプの違いを見ていきましょう。
ノンヴィンテージ(NV)
ノンヴィンテージとは、収穫年の異なるリザーヴワインをブレンド(=アッサンブラージュ)して造られるシャンパンのことで、生産されるシャンパン全体の約8割を占めるスタンダードなタイプ。
百貨店や酒販店でよく見かけるモエ・エ・シャンドンがもっとも分かりやすい例でしょう。
出荷されるまでの瓶内熟成期間は最低15ヶ月と比較的短く、フレッシュな果実味と酸味を楽しむシャンパンです。
シャンパン・メゾンのラインナップの中でも基本となるタイプで、味わいも各メゾンのスタイルをもっともよく表しています。
比較的手の出しやすい価格帯のものが多く、ホームパーティーなどのちょっとした集まりでも重宝するシャンパンです。
ヴィンテージ(Vintage)
ヴィンテージは、いわゆる”当たり年”と呼ばれる、好天に恵まれ良質なブドウが収穫できた年に造られるシャンパンのこと。
ドン・ペリニヨン(あのドン・ペリ)が代表格です。
その年だけ(単一年)のブドウを使用するため、ノンヴィンテージよりもずっと高価になりますが、リリースまでの瓶内熟成期間は最低3年、長いものだと5~7年以上の熟成期間を経て出荷されるので、その味わいはやはり別格。
一般的な家庭で作るお出汁と、上質な昆布を使用している一流料亭のお出汁とでは、明らかな差があるのと同じ感覚です。
ラベルには、ワインのようにブドウの収穫年が記載されているので、結婚などの記念の年と合えば、特別な演出になるのではないでしょうか。
プレスティージュ(プレステージ)
プレスティージュ(プレステージ)・シャンパンと呼ばれるものもありが、これは各メゾンの最上級ランクに位置する特別なシャンパンの総称です。
トヨタのラインナップの中のレクサスのような存在と言えばわかりやすいでしょうか。
これらは、各メゾンが威信をかけて造るので、特別な畑や区画のブドウを用いたヴィンテージであることが多く、やはり5~7年以上、中には10年を超える長期熟成を経てから出荷されるものもあるプレミアムなシャンパンです。
ヴィンテージでもご紹介したドン・ペリニヨンや多くの海外セレブたちに愛されるクリスタルなどが、このプレスティージュ・シャンパンに当たります。
こちらも、特別なシーンで楽しみたいシャンパンです。
よく聞くレコルタン・マニピュランって?
この10年ほど、レコルタン・マニピュランと呼ばれるシャンパン生産者に注目が集まっています。
レコルタン・マニピュラン(RM)とは、シャンパーニュ地方でブドウの栽培から醸造までのすべての工程を自社で行う栽培醸造家のこと。
小規模であることが多く、畑の特性や造り手のスタイルを強く反映した個性的な味わいが楽しめるのが特徴。
生産量も少なく、多くのワイン愛好家たちがこぞって追い求めるので、入手困難なシャンパンも少なくありません。
レコルタン・マニピュランに対して、ブドウや果汁を購入してシャンパンを造る生産者のことをネゴシアン・マニピュラン(NM)と呼びます。
みなさんも一度は目や耳にしたことがあるであろうモエ・エ・シャンドンやヴーヴ・クリコといった大手メゾンがこれに当たります。
潤沢な資金とストックがあるので、高い水準で品質が安定しているのが特徴です。
シャンパンのラベルには、小さくRMやNMと記載がありますし、シャンパンに力を入れているオンラインショップなどでは、レコルタン・マニピュランにフォーカスした商品ページもあったりするので、トライしてみたいなという時は、参考にしてみてください。
【ちょっとの手間で味が変わる!】
シャンパンの美味しい飲み方
シャンパンを自宅で飲む際に、せっかくなら本来の味わいをしっかりと楽しみたいですよね。
シャンパンに限らずワインは、非常にデリケートなもの。
ボトルの扱い方やワイングラスの選び方に少し気を付けるだけで、味わいにも差が出てきますので、ぜひ参考にしてください。
少し休ませて中の成分を落ち着かせる
光(紫外線)はワインの大敵というのはよく知られていますが、実は振動にも敏感です。
購入した直後(特に通販で配送した場合)は、中の成分が安定せず本来の味わいが発揮されません。
特に発泡性のシャンパンは、吹き出してしまうこともあるので注意が必要です。
ですので、購入後はできれば数日~1週間程度休ませる(落ち着かせる)のがよいでしょう。
また、温度変化にも弱いので、冷暗所や(持っていれば)ワインセラーで保管しましょう。
※冷蔵庫だと食材の臭いが移ってしまうことがあるので、週の半ばに購入して週末に飲む、くらいでしたらまったく問題ありませんが、月単位で保管するのはおすすめできません。
泡を楽しむにはグラスが大切
シャンパンの最大の特徴であり魅力でもある泡立ち。
グラスの底から美しく立ち昇り、儚く消えていく泡の様子を眺めながら飲むシャンパンの味わいは、また格別です。
「泡は正義です」という格言もあるとかないとか。
ともかく、シャンパンの魅力=泡を最大限に楽しむためには、グラスが重要。
さらに、ノンヴィンテージとプレスティージュでは、最適なグラスの形状が異なってきますので、詳しく見ていきましょう。
泡立ちを楽しむには細長いフルートグラスを
シャンパンの泡立ちをもっとも美しく見せてくれるのが、フルートグラスと呼ばれる細長いグラス。
グラスの底から一直線に泡が立ち上るように設計されており、直径も小さいので泡が抜けにくいのが特徴です。
ノンヴィンテージ(NV)をはじめとしたスタンダードなシャンパンや、スパークリングワイン全般に最適なグラスと言えます。
ヴィンテージものは少し大きめのグラスを
ヴィンテージ・シャンパンやプレスティージュ・クラスのものは、長期熟成により、泡はよりきめ細かくなってシャンパンに溶け込んでいます。
なので、泡の立ち上りよりも、上質なブドウのアロマや、熟成に由来する複雑な香りを楽しむために、フルートグラスでも少し幅の広いタイプや白ワイン用の少し大ぶりなグラスがおすすめです。
ソムリエが選ぶおすすめシャンパン20選
それでは、お待ちかねのおすすめシャンパンのご紹介です。
ここでは、シャンパン初心者~少し飲み慣れてきた方向けに、”これを押さえておけば大丈夫!”というメゾンや銘柄を20本ピックアップ。
- 「大手メゾン」
- 「ロゼ・シャンパン」
- 「甘口シャンパン」
- 「レコルタン・マニピュラン」
- 「プレスティージュ・シャンパン」
以上、5つのカテゴリーに分けて解説していきます。
これらアイテムの味わいの特徴を知っていれば、レストランやワインショップ、ワイン会などでも会話の幅も広がりますし、みなさんが飲んだことのないシャンパンを選ぶ際の指標にもなりますよ。
最初はなかなか頭に入らないかもしれませんが、まずは気楽に読み進めてみてください。
必ず知っておきたい
大手メゾン7選 |
乾杯だけじゃもったいない?食中にもぜひ
ロゼ・シャンパン3選 |
お酒が苦手な人にもおすすめ
甘口シャンパン2選 |
シャンパン通への第一歩
レコルタン・マニピュラン3選 |
特別な夜に特別な人と開けたい
プレスティージュ・シャンパン5選 |
|||||||||||||||
モエ・エ・シャンドン 世界売上No.1メゾン |
ヴーヴ・クリコ 未亡人が築いた世界的メゾン |
テタンジェ シャルドネのスペシャリスト |
ボランジェ ボンドも愛したピノの名手 |
アンリオ 美食のためのシャンパン |
ドゥラモット 孤高のシャンパン”サロン”の妹的存在 |
クリュッグ シャンパンの帝王 |
ヴーヴ・クリコ 世界初のロゼ・シャンパン |
ローラン・ペリエ 英国王室御用達の名門 |
アンリ・ジロー “幻”と呼ばれた老舗メゾン |
モエ・エ・シャンドン フレッシュな酸で料理とも◎ |
ルイ・ロデレール 手仕事の芸術品” |
エグリ・ウーリエ レコルタン・マニピュランの代表格 |
エリック・ロデス レコルタンの”クリュッグ” |
ルクレール・ブリアン シャンパンの奇才の集大成 |
モエ・エ・シャンドン 高級シャンパンの代名詞 |
ルイ・ロデレール 世界最古のプレスティージュ |
グレース・ケリーも愛した ペリエ・ジュエ |
ヴーヴ・クリコ 偉大なる女性へのオマージュ |
テタンジェ シャルドネの極み |
– ワイン名 – モエ・アンぺリアル NV |
– ワイン名 – イエローラベル NV |
– ワイン名 – ブリュット レゼルヴ NV |
– ワイン名 – スペシャル キュヴェ NV |
– ワイン名 – ブリュット スーヴェラン NV |
– ワイン名 – ブリュット NV |
– ワイン名 – グランド・キュヴェ MV |
– ワイン名 – ローズ・ラベル NV |
– ワイン名 – キュヴェ・ロゼ NV |
– ワイン名 – ダム・ジャンヌ NV |
– ワイン名 – ネクター アンぺリアル NV |
– ワイン名 – カルト・ブランシュ NV |
– ワイン名 – レ・プレミス ブリュット NV |
– ワイン名 – アンボネイ ブラン・ド・ノワール NV |
– ワイン名 – ブリュット レゼルヴ NV |
– ワイン名 – ドン・ペリニョン 2012 |
– ワイン名 – クリスタル 2013 |
– ワイン名 – ベル・エポック2013 |
– ワイン名 – ラ・グランダム 2012 |
– ワイン名 – コント・ド・シャンパーニュ 2011 |
– 参考価格 – 8,140円 |
– 参考価格 – 11,800円 |
– 参考価格 – 8,360円 |
– 参考価格 – 9,800円 |
– 参考価格 – 7,590円 |
– 参考価格 – 6,600円 |
– 参考価格 – 56,800円 |
– 参考価格 – 10,230円 |
– 参考価格 – 16,170円 |
– 参考価格 – 7,540円 |
– 参考価格 – 9,630円 |
– 参考価格 – 8,250円 |
– 参考価格 – 10,259円 |
– 参考価格 – 13,000円 |
– 参考価格 – 5,500円 |
– 参考価格 – 33,990円 |
– 参考価格 – 60,500円 |
– 参考価格 – 32,010円 |
– 参考価格 – 25,190円 |
– 参考価格 – 34,100円 |
– 味わい – 辛口 |
– 味わい – 辛口 |
– 味わい – 辛口 |
– 味わい – 辛口 |
– 味わい – 辛口 |
– 味わい – 辛口 |
– 味わい – 辛口 |
– 味わい – 辛口 |
– 味わい – 辛口 |
– 味わい – 辛口 |
– 味わい – あまくち |
– 味わい – あまくち |
– 味わい – 辛口 |
– 味わい – 辛口 |
– 味わい – 辛口 |
– 味わい – 辛口 |
– 味わい – 辛口 |
– 味わい – 辛口 |
– 味わい – 辛口 |
– 味わい – 辛口 |
– ドサージュ (残糖量)- 7g |
– ドサージュ (残糖量)- 10g |
– ドサージュ (残糖量)- 10g |
– ドサージュ (残糖量)- 7g |
– ドサージュ (残糖量)- 8g以下 |
– ドサージュ (残糖量)- 9g |
– ドサージュ (残糖量)- — |
– ドサージュ (残糖量)- 10g |
– ドサージュ (残糖量)- 9g |
– ドサージュ (残糖量)- 7g |
– ドサージュ (残糖量)- 45g |
– ドサージュ (残糖量)- 45g |
– ドサージュ (残糖量)- 1 ~ 2g |
– ドサージュ (残糖量)- 4g |
– ドサージュ (残糖量)- 4g |
– ドサージュ (残糖量)- 5g |
– ドサージュ (残糖量)- 8g |
– ドサージュ (残糖量)- 8g |
– ドサージュ (残糖量)- 6g |
– ドサージュ (残糖量)- 9g |
– ブレンド比率 – シャルドネ 20~30% ピノ・ノワール 30~40% ムニエ 30~40% |
– ブレンド比率 – シャルドネ 28~33% ピノ・ノワール 50~55% ムニエ 15~20% |
– ブレンド比率 – シャルドネ 40% ピノ・ノワール 35% ムニエ 25% |
– ブレンド比率 – シャルドネ 25% ピノ・ノワール 60% ムニエ 15% |
– ブレンド比率 – シャルドネ 50% ピノ・ノワール 45% ムニエ 5% |
– ブレンド比率 – シャルドネ 60% ピノ・ノワール 35% ムニエ 5% |
– ブレンド比率 – シャルドネ 35% ピノ・ノワール 43% ムニエ 22% |
– ブレンド比率 – シャルドネ 25~29% ピノ・ノワール 44~48% ムニエ 13~18% |
– ブレンド比率 – ピノ・ノワール 100% |
– ブレンド比率 – シャルドネ 30% ピノ・ノワール 70% |
– ブレンド比率 – シャルドネ 10~20% ピノ・ノワール 40~50% ムニエ 30~40% |
– ブレンド比率 – シャルドネ 20% ピノ・ノワール 40% ムニエ 20% |
– ブレンド比率 – シャルドネ 1/3 ピノ・ノワール 1/3 ムニエ 1/3 |
– ブレンド比率 – ピノ・ノワール 100% |
– ブレンド比率 – シャルドネ 20% ピノ・ノワール 40% ムニエ 40% |
– ブレンド比率 – シャルドネ 54% ピノ・ノワール 46% |
– ブレンド比率 – シャルドネ 40% ピノ・ノワール 60% |
– ブレンド比率 – シャルドネ 50% ピノ・ノワール 45% ムニエ 5% |
– ブレンド比率 – シャルドネ 10% ピノ・ノワール 90% |
– ブレンド比率 – シャルドネ 100% |
– 瓶内熟成 – 24ヶ月 |
– 瓶内熟成 – 最低36ヶ月 |
– 瓶内熟成 – 36 ~ 48ヶ月 |
– 瓶内熟成 – 最低36ヶ月 |
– 瓶内熟成 – 36 ~ 48ヶ月 |
– 瓶内熟成 – 30 ~ 36ヶ月 |
– 瓶内熟成 – 約7年 |
– 瓶内熟成 – 最低36ヶ月 |
– 瓶内熟成 – 最低48ヶ月 |
– 瓶内熟成 – 24ヶ月 |
– 瓶内熟成 – 18ヶ月 |
– 瓶内熟成 – 36ヶ月 |
– 瓶内熟成 – 39ヶ月 |
– 瓶内熟成 – 24ヶ月 |
– 瓶内熟成 – 36ヶ月 |
– 瓶内熟成 – 約10年 |
– 瓶内熟成 – 約6年 |
– 瓶内熟成 – 6年 |
– 瓶内熟成 – 7年 |
– 瓶内熟成 – 9年 |
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★【必ず知っておきたい】大手メゾン7選はこちら
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必ず知っておきたい、大手メゾン7選
ラベルのデザインを見れば、「あ~あれね!」というシャンパンも多いかと思います。
価格含め入手のしやすさや、味わい・品質の安定感も抜群なので、ホームパーティーなどの手土産にも最適です。
世界売上No.1メゾン|モエ・エ・シャンドン モエ・アンぺリアル
その顔ともいえるのが、こちらのモエ・アンぺリアルです。
酒販店や百貨店で必ずと言ってよいほど見かけるボトルで、シャンパーニュと聞いてまずこのデザインを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
歴史も古く、アンぺリアル(=皇帝)を意味するこのシャンパーニュは、1869年にあのナポレオン1世の生誕100周年を記念して誕生したもの。
もっともスタンダードなシャンパンながら、その安定した味わいが最大の魅力で、フレンチやイタリアンといった洋食に限らず、和食ともとても相性がよい1本です。
未亡人が築いた世界的メゾン|ヴーヴ・クリコ イエローラベル
1つ上で紹介したモエ・エ・シャンドンと並び、シャンパン界のツートップともいえるシャンパンメゾンで、若くして未亡人(フランス語でヴーヴ)となったマダム・クリコが一代で築き上げました。
こちらのイエロー・ラベルはメゾンの基本となるシャンパンですが、「品質はただひとつ、最高級だけ」というコンセプトにたがわず、非常にレベルの高い1本。
しっかりとしたボディながら、エレガントな酸とまろやかな果実味が特徴です。
シャルドネのスペシャリスト|テタンジェ ブリュット・レゼルヴ
ノーベル賞晩餐会にも採用された実績を持つ由緒あるメゾンです。
シャルドネのスペシャリストであり、繊細で気品溢れる味わいは、まさに貴婦人の名にふさわしいスタイルです。
エレガントな酸と柑橘を思わせるフレッシュなアロマが特徴で、食前酒としてだけではなく、和食をはじめとした繊細なお料理との相性は抜群です。
ボンドも愛したピノの名手|ボランジェ スペシャル・キュヴェ
スパイ映画の傑作「007」シリーズでは、オフィシャルシャンパンとして40年以上にわたるパートナーシップを築いてきた歴史があります。
ピノ・ノワール由来のボリューム感と芳醇でグラマラスな果実味が楽しめ、前菜~メインの肉料理まで通して楽しめる1本。
ジェームス・ボンドのように、美女とのディナーでは必須のシャンパンと言えるでしょう。
美食のためのシャンパン|アンリオ ブリュット・スーヴェラン
名に冠する”スーヴェラン(Souverain)”は”至高”を意味し、200年以上にわたり妥協のないシャンパン造りを続けてきた信念を表しています。
シャルドネの比率が高く、エレガントで繊細な味わいで、白い花などのフローラルな香りにしっかりとしたミネラルが感じられる1本。
非常にバランスがよく、まさに美食のためのシャンパンと言えます。
孤高のシャンパン”サロン”の妹的存在|ドゥラモット ブランド・ブラン
創業からの約100年間でリリースされたのはわずか39回という希少さです。
今回ご紹介するドゥラモットは、そのサロンの姉妹メゾン的な存在のメゾンで、サロンが生産されなかった年のブドウが使用される贅沢なシャンパン。
サロンと同様、シャルドネ100%から造られるブラン・ド・ブランで、シャープな酸とミネラルが感じられるエレガントなスタイルです。
シャンパンの帝王|クリュッグ グランド・キュヴェ
”クリュギスト”と呼ばれる熱狂的なファンがおり、ココ・シャネルやマリア・カラス、そしてエリザベス女王といった著名人が名を連ねます。
クリュッグの真骨頂ともいえるのが、このグランド・キュヴェ MV。
このMVは間違いではなく、マルチ・ヴィンテージを意味します。
そのわけは、このグランド・キュヴェに使用されるリザーヴワインはなんと100種類以上。
「複数年のワインをブレンドことがベスト」と考えるクリュッグの哲学を表すために、あえて”ノン”ではなく”マルチ”としています。
10年以上熟成されたリザーヴワインも多く含まれ、複雑な香りと樽熟成由来の重厚感のあるボディは圧巻で、多くのワイン愛好家たちを虜にしています。
最後のエディションという表記は、初めてグランド・キュヴェがリリースされてからの回数を表し、これは169番目のもの。
乾杯だけじゃもったいない?食中にもぜひ、ロゼ・シャンパン3選
乾杯やパーティーシーンなどで活躍してくれる華やかな存在ですが、実は食中酒としてもおすすめです。
赤ワインの要素を多く持つので、しっかりとしたボディでメインの肉料理にも負けない味わいのものも多くあります。
また、ベリー系のアロマに加え、スパイスのニュアンスもあるので、中華やエスニックといったオリエンタルな料理との相性も抜群です。
実は世界初のロゼ・シャンパン|ヴーヴ・クリコ ローズ・ラベル
しかし、そのルーツは遡ること200年前。
上記でご説明したロゼ・シャンパンの製法で、アッサンブラージュ(ブレンド)製法がありましたが、実はこれはマダム・クリコが考案した世界初の製法だったのです。
最高品質の赤ワインをブレンドして造られ、赤ワインのようにしっかりとしたボディが特徴。
赤いベリー系のアロマが豊かで、徐々にドライフルーツなどのニュアンスが感じられます。
英国王室御用達の名門|ローラン・ペリエ キュヴェ・ロゼ
ウィリアム王子とキャサリン妃のロイヤルウェディングで振る舞われたことでも有名です。
非常に手間ひまのかかるセニエ法で造られ、鮮やかな深いピンク色が特徴。
甘酸っぱいラズベリーやブラックチェリーのアロマがあり、フレッシュで繊細ながら、ピノ・ノワール100%らしいしっかりとしたボディと果実味が楽しめます。
“幻”と呼ばれた老舗メゾン|アンリ・ジロー ダム・ジャンヌ
ヨーロッパの一部の上流階級で愛飲され、かつては「幻のシャンパン」とも言われていました。
シャンパーニュ地方の中でも、ピノ・ノワールの産地として特に有名なアイ村に居を構え、こちらのロゼも優れたピノ・ノワールを主体に造られます。
また、通常は木の樽で熟成させますが、テラコッタと呼ばれる陶器で熟成させる珍しい1本です。
深いピンクゴールドで、チェリーやアプリコットなどのアロマに、香ばしアーモンドのニュアンスも。
たっぷりとした果実味と長い余韻が楽しめます。
お酒が苦手な人にもおすすめ!甘口シャンパン2選
デザート代わりにグラスで楽しむのもよいですが、甘いものと合わせるとその美味しさは倍増します。
フレッシュな酸も甘さを引き立てますので、しっかりと冷やして楽しみください。
フレッシュな酸で料理とも◎|モエ・エ・シャンドン ネクター・アンぺリアル
甘口ながらフレッシュな酸も十分に感じられるので、あまり重たすぎず、中華やエスニック料理との相性も良いです。
デザートはもちろんのこと、塩気のあるブルーチーズとの相性も抜群。
いつもと違った楽しみ方をしたいときや、ホームパーティーの手土産で”ちょっとひねりのきいた”ものを選びたいときに重宝します。
”手仕事の芸術品”|ルイ・ロデレール カルト・ブランシュ NV
こちらのメゾンは、2世紀以上にわたり家族経営を守り、妥協を排した職人的な造りで、造られるシャンパンは「手仕事の芸術品」とも言われています。
このドゥミ・セック(甘口)は、ハチミツや完熟した果実、火を通したリンゴの甘いアロマが豊かで、アーモンドなどの香ばしいニュアンスも。
3年の瓶内熟成を経ていますが、酸はとてもフレッシュで、香りと味わいのコントラストが楽しめます。
シャンパン通への第一歩、レコルタン・マニピュラン3選
こだわりのある造り手が多く、大手メゾンにはない際立った個性を楽しむことができます。
レコルタン・マニピュランの代表格
ピノ・ノワールの比率の高い重厚なスタイルが特徴です。
2020年に新たにラインナップに加わったのが、このレ・プレミス。
フレッシュな柑橘のアロマに、完熟したブドウを感じさせるたっぷりとした果実味が広がります。
エグリ・ウーリエでは初となる、ムニエがブレンドされたこの1本は、名前のプレミス(=始まり)の通り、同メゾンの新しい世界を見せてくれる味わいです。
”レコルタンのクリュッグ”|エリック・ロデス アンボネイ ブラン・ド・ノワール グラン・クリュ NV
「シャンパンの帝王」と呼ばれるクリュッグで修業した経験から、アッサンブラージュ(ブレンド)と樽使いには定評があり、”レコルタンのクリュッグ”と称されています。
こちらは、アンボネイ村の中でももっとも優れたエリアから収穫されたピノ・ノワール100%のブラン・ド・ノワール。
非常にたくましいボディで、ピノ・ノワールらしい芳醇で果実味溢れ、スパイスやナッツ類のニュアンスも感じられます。
深いコクのある味わいと、シルキーな舌触りが楽しめ、メインにも合わせられる食中酒としておすすめです。
シャンパンの奇才の集大成|ルクレール・ブリアン ブリュット・レゼルヴ
1980年代にいち早く有機栽培を取り入れてきましたが、後継ぎがおらずメゾンは売却されることに。
その後、”シャンパンの奇才”と呼ばれるエルヴェ・ジェスタンという栽培・醸造家が畑の一部を買い戻し、再スタートと切りました。
ラインナップの基本となるこの1本は、グレープフルーツなどの柑橘系のアロマに、ナッツ類のニュアンスも。
泡立ちはとても繊細で、酸とミネラルがバランスよく感じられます。
特別な夜に特別な人と開けたい、プレスティージュ・シャンパン5選
メゾンのフラッグシップとなるアイテムですので、お値段は張りますが、やはり味わいは格別。
結婚記念日といった特別なシーンで楽しみたいシャンパンです。
高級シャンパンの代名詞|モエ・エ・シャンドン ドン・ペリニョン 2010
冒頭でご紹介したモエ・エ・シャンドンのプレスティージュ・シャンパンです。
銀座のクラブなどのイメージが先行しているせいか、ちょっとミーハーな印象を持たれがちですが、その味わいのレベルは、やはり頭ひとつふたつ抜けています。
ヴィンテージ・シャンパンにふさわしい、厳選された最良のブドウのポテンシャルがいかんなく発揮されており、さらに10年以上の熟成にも耐えられる、最高峰のシャンパンです。
世界最古のプレスティージュ|ルイ・ロデレール クリスタル 2013
その名の通り、ボトルはクリスタルのように透明で、美しいシャンパンの色調が見て取れます。
これは造られた当初、皇帝に献上するためにクリスタル製のボトルに詰められていたこと由来。
そんな由緒あるエピソードもあり、多くの海外セレブたちに愛されています。
グレース・ケリーも愛した”アネモネの花”|ペリエ・ジュエ ベル・エポック2013
アール・ヌーボーを代表する芸術家、エミール・ガレがこのボトルデザインのために描いたというエピソードはあまりにも有名。
”シャンパンの芸術”とも言われており、のちにモナコ大公妃となった大女優、グレース・ケリーも愛したシャンパンです。
シャルドネの比率が高く、繊細でエレガントな酸とミネラルが、フレッシュな果実味を支えます。
アネモネの花のように白い花のフローラルな香りに、白桃や洋ナシのアロマが続く魅惑的な1本です。
偉大なる女性へのオマージュ|ヴーヴ・クリコ ラ・グランダム2012
ラ・グランダムとは、”偉大なる女性”を意味するフランス語で、ヴーヴ・クリコを世界的シャンパンメゾンへと導いたマダム・クリコへ捧げるオマージュとしてリリースされました。
しっかりとしたボディで、フレッシュで繊細な酸としっかりと感じられるミネラルが輪郭をはっきりと感じさせます。
リンゴや洋ナシ、ピーチなどフレッシュなアロマに、ドライフルーツやナッツ類の熟成したニュアンスが素晴らしく1本です。
“伯爵”を冠するシャルドネの極み|テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ2011
シャルドネのスペシャリストが生み出すブラン・ド・ブラン(シャルドネ100%)であり、その卓越した味わいは、唯一無二と言えるもの。
グレープフルーツなどの柑橘系のアロマに、白い花を思わせるフローラルなニュアンスが続きます。
ちなみに、「007」と言えばボランジェですが、実はこのコント・ド・シャンパーニュも、もっともファンが多いとされる第2作目の「007/ロシアより愛をこめて」に登場したことがある1本。(知ってるとちょっと自慢できる?)
あとがき
シャンパンの基本にはじまり、少し進んだ知識、そしてソムリエおすすめの20本までを見てまいりました。
知識が少しあるだけで、シャンパンに限らずワインの楽しみの幅がグッと広がりますので、ぜひこれを機会にいろいろなタイプのものを試していいただければと思います。
ただし、深みにはまると二度と戻ってこられなくなるのがシャンパンの怖いところですので、くれぐれもご注意を。