メンズファッションの定番中の定番にして、最も奥が深いアイテム、ジーンズ。
そんな「王道アイテム」を極めるべく、 世界でも評価が高い国産ジーンズから海外定番ブランドのロングセラーアイテムまで、長く愛用できるジーンズを厳選しました。
「種類が多すぎてどれを買えばいいのか迷う」
「ジーンズで有名なブランドってどこ?」
「とりあえず1本、王道アイテムがほしい!」
そんな方のお役に立てると幸いです!
ジーンズの魅力って?
ファッションの第一歩目から、ジーンズマニアまで、幅広い人に長年愛されているジーンズ。
何が人々の心を掴んで離さないのか、まずはジーンズの魅力をおさらいしてみましょう。
一生モノになる耐久性
ジーンズの最大の魅力は、衣類の中ではずば抜けた耐久性。
そもそもジーンズは、鉱夫(金の発掘)のために作られたもので、その歴史とともに激しい労働にも耐えられるように進化してきました。
アメリカの鉱山から100年前のジーンズが発掘された、というニュースもありましたね。驚愕です。
自分だけの一点モノになる経年変化
マニアの心を掴んで離さないのが、ジーンズでしか味わうことができない経年変化。エイジングとも言いますね
経年変化の魅力のひとつが色落ちです。
インディゴで染めた糸が摩擦や洗濯で色落ちしていくことで、履く人のライフスタイルに寄り添った世界にひとつだけの表情になります。
「ひげ」や「蜂の巣」と言われるエイジングがジーンズマニアの間では人気です。
色落ちも何も加工がされていないものを「生デニム」と言います。
まっさらなジーンズが育っていく様子を楽しめるので、「とにかくエイジング!」という方にはオススメです。
その他にも、自分の動きに沿って経年変化していくのでオーダーメイドよりもはるかに履き心地がよくなるという副産物的効果もあります。
ジーンズの選び方
ジーンズとひと口に言っても、長い歴史の中で様々な種類が生まれてきました。
ここではどんなジーンズが自分に合うのか、選び方を解説します!
同じ生地でも別物になる「シルエット」
ジーンズを選ぶ最初のポイントになるのが、シルエット選び。
同じブランドが同じ生地で作ってもシルエットが違えばそれはもう全くの別物。
シルエットの種類によって似合うファッションが分かれるので、普段のコーディネートに取り入れやすそうなものを選んでみてくださいね。
これぞスタンダードな「ストレート」
名前の通り、太ももから裾まで、まっすぐなシルエット。
ジーンズが生まれた時代から現在まで、長年愛されてます。
流行に左右されないシルエットなので「長く愛せる」ジーンズの魅力とも相性がいいシルエットです。
カジュアルファッションとの相性抜群な「テーパード」
テーパードは、太ももから裾に向かって細くなっていくシルエット。
武骨なストレートに比べ、きれいめな印象になるので、カジュアルアイテムと合わせやすいシルエットです。
スタイルを引き立ててくれる「スキニー」
最も細身のシルエット。
英語の「肌:skin」からそう呼ばれ、スリムなシルエットが魅力です。
ハードな生地感のスキニージーンズはロックミュージシャンに愛用されています。
カジュアル使いには、ストレッチ素材のスキニーを選ぶと◎。
素材で選ぶ
誕生から変わらないTHEジーンズの綿100%
ジーンズの誕生から現在まで、長年愛されているのが綿100%のジーンズ。
魅力である色落ちなどの経年変化を最大限楽しめます。
履き心地を進化させたストレッチ素材
カジュアルシーンに選ばれることが増えたことで生まれたストレッチ素材。
綿にポリエステルを混紡したものが多く、スキニーシルエットを普段使いしたい人や、最初から履き心地を重視したい人におすすめです。
おすすめジーンズ17選
丁寧な縫製が光る高品質な日本発のデニムブランド
着心地×スリム、この冬活躍する『EDWIN』人気No.1・裏起毛ジーンズ
ストレートなフォルムが程よくフィット。ストレッチも効くのでスマートなスタイルと着心地の良さを叶えてくれるとっておき。
寒い日も心地よく過ごせる裏起毛も人気No.1の秘訣ですよ。
シンプルこそ遊んで。ブラックスキニーが好きな人へ贈りたい、ウォッシュドの効いたモードデニム
時代によってA .P.C.のデニムはシルエットを変えてきましたが、中でもやっぱり不動の人気No.1を誇るのがこの「プチニュースタンダード」です。
全体的にスキニーの細身シルエットですが、股上が深く腰の部分にもゆとりがあり裾にかけてはテーパードシルエットになっていくため、足を長く見せてくれるデザインです。ストレッチの効いたデニムなので、スキニーが苦手な方にもおすすめしたいアイテムです。ウォッシュドのきいたモードな雰囲気が、コーディネートを格上げしてくれます。
Uniqlo×世界に誇る日本のデニムメーカー「カイハラ」のプレミアムデニム
カイハラ社は繊細なシャツ生地にも通用する世界最上級の綿花を使っていますが、ここまで最上級の綿花にこだわるブランドは世界でも有数。それがこのリーズナブルなお値段で叶えられるのは、心強いですよね。
ワイドながらも裾に向かって緩やかにテーパードがかかったシルエットで、シンプルながら、スタイリングの幅を広げてくれるのも嬉しいデニムです。
青好きに贈る「ジーンズの聖地:児島」から生まれた最高峰の逸品
青好きによる青好きのための1本でもあるこのモデルは、50年前に誕生した純国産ジーンズのブルーを再現。ボタンに至るまで青色で統一した、青好き必見のアイテムです。
長く履き続ける生まれるという「爽やかな青色」を一度は目にしたい、大切にしたくなる1本です。
世界的デニムデザイナーが生んだ、日本人のためのヴィンテージデニム
上質なデニム生地や丁寧な加工から生まれる、リアル感あふれるヴィンテージの味わいは、日本の職人らしいきめ細やかな気遣いが感じられます。
また、日本人の体型に合わせたゆとりのあるシルエットで仕立てられているので、リラックスしたい日にぴったりです。
世界が認めた「最高峰ダメージデニム」
“デニムの聖地”岡山の最高品質の生デニムに、デザイナーの青木氏がロンドンで過ごした日々にインスパイアされた退廃的ダメージを施した1本です。
青木氏の出自がテーラーメイドであることもあり、ダメージデニムでありながらどこか品のある表情に仕上がっています。
こちらの作品以外にも、数々のコレクションを発表しているのでぜひ一度公式通販サイトをチェックしてみてくださいね。
ロックミュージシャンが惚れ込む「FAGASSENT」のブラックデニム
「ヨーロッパのメゾンにも出来ないことが自分ならできるはず。」そんな思いで、一旦コーティングしたものをサンドペーパーでひび割れさせ、さらにコーティング重ねる、という手法をとっているそうです。
コーティングの真髄を味わい尽くす1本に仕上がっています。
脚長効果◎世界的にも高評価『kuro』の絶妙カッティングジーンズ
計算し尽くされた絶妙なカッティングと美しいシルエットが脚を長く魅せてくれるアイテムです。
デニム本来の味わいが感じられるワンウォッシュ仕様。履くたび、洗うたびに自分らしく育っていくのもこの1本を手にする醍醐味です。
ジャケットスタイルにも似合う綺麗めテーパードシルエット。落ち感も楽しみたい。
ヒップポケットにペンキで大胆に書かれたかもめマークが特徴的なデニムです。
裾に向かって細くなっていくテーパードシルエットなので、ジャケットなど綺麗めなスタイルにも似合うのが嬉しいポイント。独特な凹凸感のある生地は、強烈なタテ落ちの期待できるデザインです。荒いムラ系を使用しているので風通しも良く、オールシーズンお楽しみいただけます。
バルーンシルエットが洗練された印象に。ブランド最高峰の素材で仕立てるシンプルデニム
ワイドなシルエットながら曲線を入れることで、洗練された印象に見せてくれる1本です。
独自に開発したブランド最高級ラインの素材で仕立てているので、360度のストレッチ性を叶えているだけでなく、見た目のヴィンテージ感も損なわない、着た人なら誰でも納得のデニムパンツ。
バックシルエットも美しく見えるような細やかなディテールの設計も嬉しいポイントです。
歴史ある海外デニムブランド
王道をアップデートした名作。素材感を楽しめる「生デニム」
良いデニムが欲しいと思った方へ、まず1本目に選んでみて頂きたい間違いのない1着。
ワイドなサイズ感なので、セットアップはもちろん、チェックシャツなどと合わせて、90年代のムードをお楽しみいただけます。
歴史的なロングセラー501®のベーシックシルエット
また上は程よい深さで裾に向かってすっきりとしたストレートの、履きやすい形が人気の理由です。
デイリー使いできる定番スキニーが欲しい方へ。アメカジの代表デニム
まさにデイリーのカジュアルコーデにぴったりな適度なヴィンテージ感のスキニーは、ストレッチ加工も効いているので着心地の良さも魅力です。
美しいスキニースタイルが人気のDIESELのSleenker
ヨーロッパで初めて開催されたパンクコンサートにちなんで名づけられた「1979 SLEENKER」は、ローウエストのレギュラーレングスで、パンクロック風のスキニーなシルエット。
エラストマルチエステルという機能性素材を配合しているので、抜群の伸縮性とホールド感があり快適な履き心地と美しいシルエットを実現している。
デニム通の大人がうなるデニム職人が立ち上げたブランドDENHAM(デンハム)のテーパード型スリムフィットデニム
その中でも一番人気のRAZOR(レイザー)は、太ももに程よくゆとりがあり、裾にかけて細くなっていくテーパード型のスリムフィットタイプ。
ヴィンテージライクな色味のMADE IN JAPANバージョン。
カウボーイも御用達!?頑丈で、シルエットや素材にもこだわった「ラングラー」の本格デニム
1947年に生まれたブランドですが、タフで機能的なジーンズがウェスタンカウボーイに人気を博し、プロカウボーイ協会からも公式ジーンズとして認定されているというから、その機能性や堅牢性は間違いなく信頼できるデニムです。
頑丈な巻き縫いのアウトシーム、7本ベルトループなど、カウボーイにニーズのある中で育ったブランドだからこその機能性はもちろん、ナチュラルな風合いの良いコットンを厳選してデニムを作っています。
シルエットにもこだわっている名品揃いの『ラングラー』から紹介するこちらの1本は、裾のフレアスタイルが特徴的なデニム。70年代のフレアパンツをベースに、やや深めな股上と、スタイルアップ効果が抜群なデニム、ぜひ試してみてくださいね。
一味違うカラーでお洒落に仕上がる「ダブルアールエル」のジーンズ
程よいフィット感の「スリムフィット」なので、スタイルアップも叶える1本。シルエットの美しさにこだわっている「ダブルアールエル」ならではの魅力が感じられます。
定番のインディゴやブラックとは一味違う、こなれた印象のオリーブカラー。
ローカットの革ブーツを合わせてきれい目に、スニーカーを合わせて大人の余裕あふれるカジュアルスタイルに仕上がりますよ。
都会派スタイルを叶える、熟練職人による上質な1本
シンプルながら上質な素材と縫製から生まれる着心地の良さが特徴にあり、レオナルドディカプリオなども愛用するほど人気のあるデニムが揃っています。
ご紹介する、落ち感の美しいフィットデニムは、カジュアルにも上品にも見せられる便利な1本。上質な都会派のスタイルを叶えてくれます。
あとがき
一生愛せる名品ジーンズと出会うお手伝いができたら幸いです!
ここまで『紳士のシャツ』編集部の岡田がお送りしました。
それではまた!
究極の着心地を追及する日本のシャツブランド「インダスタイル トウキョウ」特集
“宇宙飛行士の船内作業着”を仕立てた技術と型紙をベースに始まった「インダスタイル・トウキョウ(INDUSTYLE TOKYO)」は、1956年創業の老舗メーカー『丸和繊維工業』が展開する日本のシャツブランドです。
オリンピック選手の競技ウェアや、宇宙船飛行士の船内作業着など、プロフェッショナルのパフォーマンスを支える服に採用された「動体裁断®」という技術を世界で初めて、ワイシャツに投入。『試しに一度着て見たら、他のブランドのシャツが着られない』といった声が寄せられるような着心地を生み出しています。
『アド街ック天国』やNHKなどの映像メディアから、ゴルフ雑誌EVEN、ディスカバリージャパンなどなど、様々なメディアで取り上げられています。
『アド街ック天国』やNHKで話題!インダスタイルトウキョウのおすすめ動体裁断®アイテム
インダスタイルトウキョウで人気の秋冬アイテム
皇室御用達『傳濱野』
メンズライン特集
“老舗の当主が欲しいもの”を、皇室御用達の確かな仕立てで。
▼ブランドの概要
『傳濱野(でんはまの)』は、ロイヤルファミリー3代からご用命を受けた濱野家による、日本のブランド。
その歴史はなんと140年前の明治初期から。
皇室に献上するフォーマルバッグを仕立てていただけあって、その仕立ての良さはお墨付きです。
そんな傳濱野メンズラインのコンセプトは、
「数えきれないほどのレザー・財布を見てきたブランド当主が、自分で欲しいと思ったものを作る」というもの。
そのコンセプトなだけあって、
「これこれ、こういうのが欲しかったんだよ」
という、大量生産では叶わないようなアイテムが展開されています。