皆さん、こんにちは。
紳士服を販売していた経験を活かして、皆さんのお手伝いがしたい「紳士のシャツ」編集部の大山です。
シャツや白Tシャツの上に羽織るだけで、ぐっと“大人らしさ”がアップする「テーラードジャケット」。
ファッションに詳しくない人でも「テーラードジャケット」という名前を聞いたことはあったり、実際に着ている人を街中やテレビで一度は見かけたりしたことがあるのではないでしょうか?
「街中で見かけたコーディネートが格好良くて、自分も挑戦してみたい。でもオシャレに疎いから・・・ハードルが高い」
「スーツのジャケットとは違うの?」
今回は、そんな悩みや疑問を抱えている方のために、「テーラードジャケット」の基本や定番の着こなしなどをご紹介します。
ページの後半では、おすすめのお店やジャケットも紹介しています。よろしければ是非、参考にしてみてくださいね。
日本製テーラードジャケット
シワになりにくい「ポリニット生地」を採用したことで、折り畳み傘のように持ち運べる日本製ジャケットです。
パッチポケットタイプのジャケットなので、ビジカジスタイルから休日シーンまで幅広く対応可。
旅先で“ジャケット必須な、ちょっといいレストラン”を見つけたときも安心です。
オリンピック選手の競技ウェアと同じ「動体裁断®」の設計に基づいているため、何も着ていないような気がするほどノンストレスな着心地に仕上がっているのもポイントです。
特徴:動体裁断®ジャケット、エアシャット生地
価格:41,800円(税込み)
テーラードジャケットとは・・・?
「テーラードジャケット」とは、私服として着用できるジャケットの一種。
「紳士服仕立ての〜」という意味があるテーラード(英語:tailored)という言葉の通り、テーラードジャケットは、ビジネスシーンで着用する「スーツジャケット」から派生する形で誕生しました。
テーラードジャケットはよりカジュアルなデザインになっているのが特徴です。
スーツスタイルのジャケットだけテーラードジャケットと入れ替えたり、休日のコーディネートにスーツジャケットを合わせたりは、基本的には非推奨。バランスが悪くなってしまいます。
シャツの基準にした、テーラードジャケットの価格目安
『普段、5,000円のシャツ着ていて、同じぐらいのレベルのジャケットを探しているんだけども』 『高級シャツに合わせるジャケットって、どれぐらいが釣り合うんだろう……?』
ジャケットをお探しの方の中には、普段着ているシャツとのバランスを考えている方も少なくないと思います。
そんなときは、ざっくりとした目安ではありますが、下記の図を参考にしていただけると幸いです。
おすすめテーラードジャケット9選&おすすめオーダージャケット2選
選び方のポイントを細かくチェックする前に、おすすめのテーラードジャケットと、おすすめの実店舗をパパッと紹介していきますね。 イメージ整理も含めて、実際にテーラードジャケットを購入するときの参考にしてみてくださいませ!。
※参考価格は2023年3月時点のものとなります。
PICKUP!!
おすすめジャケット3選 |
より理想に近い1着が欲しい人向け
オーダージャケット2選 |
ぜひチェックしてほしい
名ジャケット6選 |
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コスパ抜群のユニクロジャケット | 汗ばむ季節にもサラッと羽織れる、高級リネンジャケット | デニムを愛する人は要チェック | WEBでオーダーもできるデジタル世代向けブランド | プロとの一緒に理想を1枚を作り上げる | 折り畳み傘のように、持ち運べる日本製ジャケット | ざっくりテイストの柔らかジャケット | 伸縮性×エレガント | 上質ウールのデニムライクジャケット | ストレスフリーな着心地のウールライクジャケット | 経年変化も楽しめるハリスツイード製 |
- 価格 - 5,990円 |
- 価格 - 63,800円 |
- 価格 - 20,350円 |
- 価格 - 19,800円~ |
- 価格 - 52,800円~ |
- 価格 - 41,800円 |
- 価格 - 3,790円 |
- 価格 - 6,990円 |
- 価格 - 29,700円 |
- 価格 - 13,200円 |
- 価格 - 47,300円 |
- ブランド名 - ユニクロ |
- ブランド名 - インダスタイルトウキョウ |
- ブランド名 - ジャパンブルージーンズ |
- ブランド名 - ファブリックトウキョウ |
- ブランド名 - グローバルスタイル |
- ブランド名 - インダスタイルトウキョウ |
- ブランド名 - アローナ |
- ブランド名 - エボリューション |
- ブランド名 - ユニバーサル・ランゲージ |
- ブランド名 - ナノユニバース |
- ブランド名 - ビームス・ライト |
庶民の味方「ユニクロ」の高品質低価格なテーラードジャケット
汎用性◎な2ボタンデザインを、伸縮性のあるジャージ素材からお仕立て。
裏地の生地を改善することで、着脱時の滑らかさをUP。リーズナブルな価格も相まって、とりあえず1枚手元に置いておきたい一品に仕上がっていますよ。
▼紹介したテーラードジャケット
肩がこらない
5.0
普通にオフィスで着用できるジャケット。 肩がこらないので、長時間着続けることができてありがたい。 願わくば、身頃の内側のポケットが左しかないので、右にも付けて欲しい。 また、今は感動パンツを合わせているが、微妙に素材感が違うので、同じ素材のパンツを作って欲しい。 ついでに言うと、黒とネイビー両方買ったが、グレーも出して欲しい。引用元:公式通販サイト
汗ばむ季節にもサラッと羽織れる、高級リネンジャケット
非常に軽やかな着心地に仕上がっているのは勿論、通気性と吸湿性に優れるフランス産リネンを混ぜたニット生地を採用したからこその、快適な肌ざわりと、柔らかい伸縮性も見逃せないポイント。 汗でベタつきやすい季節や、ちょっと1枚羽織りたいシチュエーションにピッタリです。
微光沢のある生地なので、高級感もバッチリですよ。
「格好よさ」と「着心地」に、しっかり投資していきたい方は是非チェックしてみてくださいね。
セレクトショップ「ROCOCO」別注!ほどよい抜け感×カッチリ感のデニムジャケット
世界のジーンズ愛好家“ジーニスト”が注目する、岡山県児島で染め・織り・縫製を手掛けた、デニム生地を採用しており、上品さがありつつ耐久性も高いため、ガシガシ使い込むことも可能。
スッキリ目のデザインで仕上げられているため、かっちりしつつも堅苦しさは感じない、使い回しの良い傑作ジャケットです。
デニムなので、当然ある程度のゴワゴワ感はありますが、それもカッコイイですよね。
▼紹介したテーラードジャケット
5.0
思った以上に良かったです。ジャパンブルージーンズ最高ですね?これからもジャパンブルーでの別注をよろしくお願いします。引用元:ROCOCO
5.0
172cm65kg肩幅広め 今回はLを購入しました。 伸縮性の関係でMと悩みましたが、ボタンを閉じでLでジャストサイズです。開いて着るだけならMでも良かったかもしれませんが、恐らく肩はキツかったでしょう。結果的にLサイズで問題ありませんでした。引用元:楽天市場
オーダースーツの敷居の高さをIT技術で突破する「FABRIC TOKYO」のオーダープラン
採寸データをクラウド管理しているため、一度採寸すれば、その後は自宅のソファの上からでもオーダーができるのが最大の特徴です。
理想のジャケットを実現する、5000を超える生地の種類と豊富なオプション
肩パットの有無やサイドポケットの有無。袖の仕様まで細かにカスタマイズ可能。 実店舗でプロのマネージメントを受けながら、理想の一着を組み立てたい方にオススメです。
【丸めてバッグに入れておく】シワになりにくい防風ニットで仕立てた、日本製モバイルジャケット
非常に軽くて、シワになりにくいニット生地を採用。「モバイルジャケット(通称:モバジャケ)」と名付けられたとおり、折り畳み傘のごとく、丸めてバッグに入れておける携帯性が最大の特徴です。
しかし、それ以上に重宝するのは「旅」。
荷物は最小限に。 でも、旅先でジャケットを羽織るシーン(いい価格のレストランに入るとき etc.)が、たぶんある。
そんなときに、折り畳み傘のようにサッと取り出して、ファサッと羽織れるこの1枚は非常に頼りになるはずです。
カーディガンに近い軽やかさ! ざっくり顔のテーラードジャケット
3色のバリエーションに加えて、「短めの丈」と「普通の丈」の組み合わせを選ぶことができるのも嬉しいポイントです。
▼紹介したテーラードジャケット
4.0
要はジャケットの形をしたカーディガンです。かっちりしたものを想像しているとそれとは違います。優しくフィットした感じでいい意味でのテロテロ感があり柔らかい印象です。仕事着に使っていますが動きやすいです(美容師)汚すからあんまり高価なものは着れないんですよね。 すっきりきれいめというよりはジーンズやチノに合う感じでカジュアルの王道といったところでしょうか。僕は好きになりました。サイズ感は少しタイトです。グレーを買いましたが色違いでもう一つ買ってもいいかな?引用元:楽天市場
5.0
包装状態を見た時は正直あまりにもペタンコだったので騙されたと思いましたが、真空状態だったのですね。今の時期にピッタリで大変気に入って着ています。満足です。引用元:楽天市場
デザインポイント
生地
生地の組成
≪グレーのみ≫ 本体:ポリエステル 80%、綿 20% 布帛部分:綿 100%
ブランド名
かっちり顔のテーラードジャケット
S、M、Lの基本サイズに、2L~5Lまでを加えた幅広いサイズ展開もポイントの1つ。いつも着ているサイズよりも1つ上のサイズを選ぶと丁度いいというアナウンスとレビューが寄せられています。
▼紹介したテーラードジャケット
4.0
やっぱり、やや薄めだったけど満足。 身長162cm、体重55kg、B88cm、W75cm、ちなみに、二の腕30cm ぐらいかな。 力仕事もあるので肩廻りや二の腕、太ももは決して細くはないです。 それでもMサイズで丁度いいかな。袖はほんの少し(1cmぐらい)長めです。 そこは個人の好き嫌いで分かれるところでしょうが。 他のレビューを見ると腕がパンパン、ボタンが閉まらない、それでいて袖が長め と言うレビューが多かったのですが、EVOLUYIONのジャケットやコートは何回か 購入したことがあったのでそのサイズを目安にMサイズをチョイスしました。 ワンサイズ上を購入せず正解でしたね。引用元:楽天市場
上質ウールのデニムライクジャケット
生地にはイタリア・ビエラ地区で最大級の規模を持つウール織物の専業メーカー「REDA」(レダ)の高級ウール使用のツイル生地。ロングシーズン合わせやすくスタイリングしやすいファブリックです。
ストレスフリーな着心地のウールライクジャケット
スーツジャケットに近いデザインなので、着回しやすくビジカジシーンでも活躍してくれる1枚に仕上がっています。
デザインポイント
生地の組成
ブランド名
経年変化を楽しめる、ハリスツイードジャケット
低めのゴージラインやサイドのパッチポケットなど、オンオフ問わずに着用できる、ほどよいカジュアル感が特徴です。
デザインポイント
生地
生地の組成
ブランド名
初心者でも迷わない、テーラードジャケットの選び方
テーラードジャケットの基礎知識を抑えた次は、ジャケットの選び方を解説していきます。
初めてテーラードジャケットに挑戦する方は、どんなデザインを選んだらいいのか分からないですよね。
テーラードジャケットを選ぶときは、「色」「柄」「素材」のポイントを意識して選ぶのが◎。
ちなみに私が、一番最初に買うテーラードジャケットとしてオススメしたいのは「無地のダークトーン系」です。
以下で詳しく説明していきますので、参考にしてみてくださいね。
【色】ブラックやネイビーなどのダークトーン(暗い色)がオススメ
テーラードジャケットの色は主に、「暗い色」と「明るい色」の2種類に分別できます。
その内、初心者にオススメなのは、他のアイテムと合わせやすい「暗い色」の方です。
- 暗い色:ブラック、ネイビー、ダークグレー etc.
- 明るい色:ベージュ、ライトグレー、ホワイト etc.
ちなみにジャケットとパンツの組み合わせを考えるときは、パンツの色も暗い色・明るい色に分けた組み合わせで考えると分かりやすいですよ。
それでは組み合わせごとの特徴をざっくりと紹介していきます。
【初心者オススメ01】暗い色のジャケット × 暗い色のパンツ
男らしいかっちりした印象のコーディネートです。インナーのシャツやTシャツを明るい色にすると、まとまりがよくなりますよ。
【初心者オススメ02】暗い色のジャケット × 明るい色のパンツ
いわゆる鉄板コーディネートです。カジュアルとフォーマルのバランスが取りやすいです。
明るい色のジャケット × 暗い色のパンツ
上半身の印象が軽いことで、爽やかな印象になるコーディネートです。
明るい色のジャケット × 明るい色のパンツ
とても柔らかい印象になるコーディネートです。ただ、明るいx明るい組み合わせは、初心者には少しハードルが高いかもしれません・・・
【柄】アクセントを抑えた、無地がオススメ
ジャケットの柄は主に3種類、「無地」「チェック」「ストライプ」に分類できます。
初心者にオススメな柄は無地。暗い色のジャケットと同じように他のアイテムと合わせやすいのが理由です。
初心者に一番オススメの「無地」
とにかくコーディネートしやすい「無地」。インナーに柄物を合わせても、ジャケットが無地ならきれいにまとまります。
ジャケット初心者は迷わず、この無地を選びましょう。
使いこなせれば、上級者の証の「チェック」
アクセントが楽しめる「チェック柄」のテーラードジャケット。インナーやパンツにはシンプルな物を合わせてバランスを取りたいところです。使いこなせれば上級者の証。
スーツっぽくない物を選ぶのがポイントな「ストライプ」
「ストライプ柄」のテーラードジャケットは、ラインやライン間が太いカジュアルな物を選ぶのがポイント。
スーツっぽいドレス感が出てしまうと、ジャケットとそれ以外のアイテムでチグハグな印象になってしまうためです。
【素材】ジャケットの素材は、季節に合わせて選ぼう
テーラードジャケットの生地は、羽織る季節に合わせて適切なものを選んでいきましょう。
ウール | 綿(コットン) | 麻(リネン) | ナイロン | |
春 | ◎ | ◎ | ○ | ◎ |
夏 | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
秋 | ◎ | ○ | ◎ | |
冬 | ◎ | ○ |
スーツジャケットでも定番の「ウール」
スーツジャケットでもよく採用される素材。「冬素材」のイメージがありますが、実は夏でも着ることができます。
お洒落なレストランや結婚式の二次会など、カジュアルなパーティシーンにピッタリ。
カジュアルで着まわしやすい「綿(コットン)」
通年着用できる定番素材。光沢が少なくカジュアルな印象に。
夏にぴったりの「麻(リネン)」
夏にぴったりな涼しい素材。シワが目立つが、それも素材の味として楽しめます。
水やシワに強い機能性が実に都会的な「ナイロン」
スポーティな見た目で、シャカシャカした印象になるのが特徴。水やシワに強いのも非常に使い勝手がいい1着に仕上がります。
正しいサイズのジャケットを選ぶポイント
デザインの次は「サイズの観点」から、テーラードジャケットを解説していきます。
サイズの合っていないジャケットは、格好悪いだけでなく、身体に負担がかかることで無駄に疲れてしまう原因になることも。
ぴったりサイズのジャケットを探すのは難しいかもしれませんが、少しでも理想に近い1着が見つけられるように「着丈」「身幅」「肩幅」「袖丈」を確認してジャケットを選んでいきましょう。
実店舗で試着できる場合や、通販で購入したジャケットのサイズ感をチェックする場合は、以下【4つのチェックポイント】を確認してみてください。
【チェックポイント01】ジャケットの肩がズレていない
袖を通したとき、ジャケットの肩の縫い目が、肩の先と一致しているか確認してみて下さい。肩幅が足りていなかったり、長すぎる場合は、肩周辺に変なシワができてしまっているはずです。
【チェックポイント02】:胸の高さに拳が1つ、丁度よく挿し込める
ジャケットの前ボタンを留めた状態で、右の拳を胸の高さに差し込んでみて下さい。
このとき、ギチギチで拳が入らなかったらサイズが小さい証拠。逆に拳が2個も3個も入りそうな余裕があったらサイズが大き過ぎです。
【チェックポイント03】手首を外に曲げたとき、手の甲に袖の先がギリギリふれない
ジャケットに袖を通した状態で腕を下ろし、手のひらが地面と平行になるよう、手首を外に曲げます。
このとき、手の甲に袖口がギリギリふれていないのが丁度いい袖丈です。
【チェックポイント04】着丈が、お尻を70〜80%ほど隠している
スーツジャケットとテーラードジャケットとの違いの1つである「着丈」。
スーツジャケットがお尻をほぼ隠してしまうのに対して、カジュアルな印象で着用するテーラードジャケットは、お尻全部隠しきらない程度がベストな着丈です。
テーラードジャケットを格好よく着こなす「正しい着用マナー」
羽織るだけで“大人らしさ”がアップするテーラードジャケットですが、その魅力を最大限引き出すためには、正しく着ることがやはり必要不可欠。
しっかりとマスターしていきましょう。
スーツの装いにも通ずる、正しいボタンマナー
一番下のボタンは留めない
テーラードジャケットのボタンを留めるときは、一番下のボタン(=飾りボタン)を留めずに着るのが正しいスタイルです。
座るときはボタンを全て外す
テーラードジャケットを着たまま椅子などに座るときは、ボタンを全て外しましょう。
座るときにさり気なくボタンを外す。
また立ち上がるときに、さり気なくボタンを留める。
慣れないうちは面倒を感じるかもしれませんが、これが正しいジャケットスタイルです。
袖のボタンが留まっているか確認する
テーラードジャケットの袖には、「ワイシャツのように、ボタンを外すと袖が開くタイプ」があります。
袖のボタンが外れたままでヒラヒラしてると非常にだらしないので、しっかり確認しておきましょう。
ジャケットは「肩で着る」
「ジャケットは肩で着る」と言われるように、テーラードジャケットもしっかりと肩に乗せて着るようにしましょう。
ジャケットが正しく肩に乗っていない状態を、首回りがスカスカになっている見た目から「襟が抜けている」と呼びます。
この状態は非常にだらしなく、くたびれた印象になってしまいます。
ジャケットを肩で着るコツ
- ジャケットに袖を通す
- 襟をつかんで正面ナナメ上に押し出す。このとき、肩の後ろと二の腕の後ろがジャケットの肩部分にしっかり当たっている(=肩が入っている)ことを意識する。
- 襟をつかんで下に引く。このとき、肩と首の付け根にジャケットがしっかり当たっていることを意識する。
家を出る前にジャケットを正しく着たとしても、電車のつり革に手を伸ばすなどして腕を上げる(肩を上げる)と、そこで襟が抜けてしまうこともあります。
ただ、手順を見ればわかる通り出かけ先でも簡単に「肩を入れる」ことができます。「あ、もしかして襟が抜けているかも・・・」と思ったら、そしらぬ顔で“ささっ”と直してしまいましょう。
ポケットに物を入れすぎてはいけない
基本的に、スマートフォンなどの小物はテーラードジャケットのポケットではなく、バッグに入れるようにしましょう。
ポケットに物を入れる事でジャケットが膨らみ、シルエットが崩れてしまうためです。
どうしてもという場合は、内胸ポケットを利用するようにしてみてください。
ポケットの蓋があるときは・・・?
テーラードジャケットにポケットの蓋がついている場合、蓋はポケットの中に入れっぱなしで問題ありません。
そもそもの話なのですが、ジャケットのポケットに蓋がつけられる目的は、ホコリや雨を防ぐため。
そのため、スーツジャケットのマナーとして正しいのは、建物の外では蓋を出し、建物の中では蓋をしまうというスタイルです。ただし、これも結構面倒くさいルールなので、入れっぱなしにしている人も多いですね。
テーラードジャケットを羽織るのはあくまでカジュアルシーン。厳しい目で見られることはないでしょう。
……とはいえ、片方のポケットだけ蓋が入っているなどの中途半端な状態はNGです。
袖まくり(腕まくり)は、春夏向けのジャケットだけ
テーラードジャケットの袖をまくり上げるラフな着こなしは、スタイルの1つとして認められています。
ただし、袖まくりは「カジュアルな、春夏向けのテーラードジャケット」を着ているときだけに留めておきましょう。
理由は主に2つ、
- スーツの袖まくりがNGなので、フォーマルなテーラードジャケットの袖をまくりも非推奨となっている
- 秋冬の温かみのあるジャケットと「袖まくり」は、見た目の相性も悪く。違和感を生む
・・・というものです。
また、ジャケットには、袖のボタンを外すとワイシャツのように袖が開く「本切羽(ほんきりばね)」と呼ばれる袖の種類があります。
ジャケットの袖まくりをする場合は、袖が本切羽になっているジャケットか、もしくは生地に伸縮性があるジャケットがおすすめです。
「しつけ糸」は必ず取る
ジャケット初心者が気づかずにやってしまう可能性が高いのが、「しつけ糸」をとり除くこと。
「しつけ糸」とはジャケット製作時に形を整えておくための「仮縫い」のこと。
封を開けた後のジャケットには必要ありません。
主にベント(お尻にかかる部分)につけられていることが多いのですが、これをとり除き忘れてジャケットを羽織ってしまうと、シルエットが崩れて台無しです。
忘れずにとり除くようにしましょう。
【おすすめアイテム別】初心者でも真似しやすい、おすすめコーディネート
ここからはジャケット初心者でも真似しやすく、それでいてテーラードジャケットの魅力が引き出せるような定番コーディネートを「おすすめアイテム別」に紹介していきます。
百聞は一見に如かず。実際にテーラードジャケットを他のファッションアイテムと合わせたらどう見えるのか。
テーラードジャケットと相性がいい、インナー5種類
ジャケットのインナーとしてオススメなのは、
- 白シャツ
- 白Tシャツ
- ボーダーカットソー
- パーカー
- デニムシャツ
それぞれ、具体的なコーディネート例を合わせて紹介していきます。
メンズファッションの基本アイテム「白シャツ」
誰しも1枚は持っているであろうワイシャツとのコーディネートです。ジャケットとワイシャツでフォーマルさを確保しているので、パンツやシューズにはカジュアルなアイテムを合わせやすいですよ。
究極のカジュアルアイテム「白Tシャツ」
シンプルイズベストな白Tシャツとのコーディネートです。サイズは体にフィットした物を選ぶのがポイント。普段着用としてゆったりした物しか持ち合わせていない場合は、これを機に1枚、ジャストサイズな物を用意してみてはいかがでしょうか?
ジャケット下から覗くアクセントが爽やか「ボーダーカットソー」
「カジュアルすぎるかな」と思いきや、自己主張が強すぎずコーディネートに取り入れやすい、爽やかなボーダーカットソーです。ジャケットの下から覗くボーダーのアクセントが実にいい塩梅です。
サイズ&色選びに気をつければ、ジャケットにも合う「パーカー」
カジュアルアイテムであるパーカーも、「だぼっと見えないジャストサイズ」と「モノトーン」の両条件を満たせば、テーラードジャケットと相性◎なアイテムとして活躍してくれます。
逆に言うと、サイズに余裕があり過ぎたり、つい欲を出して明るい色を合わせたりしてしまうと、一気にバランスが崩れてしまうので注意しましょう。
ドレス感とカジュアル感が絶妙な「デニムシャツ」
カジュアルでありながら、キレイ目な印象に仕上がっているデニムシャツもおすすめです。ブルー系の物が多いので、暗い色のジャケットと合わせやすいのもポイント。
テーラードジャケット相性がいいパンツは「キレイめ」で「スリム」なタイプ
初心者でもテーラードジャケットと合わせやすいパンツでオススメなのは、この3種、
- チノパン
- ジーンズ
- 黒デニム(白デニム)
どのパンツも「キレイ目な印象」で「シルエットがタイト(スキニーやテーパードタイプ)」な物が望ましいです。
ドレス感が大人らしい「チノパン」
ジャケットスタイルと相性がいい「チノパン」は、スラックスほどのドレス感はないけれど、デニムほどカジュアルでもない、そんなバランスを持っています。
「ジャケット × 白シャツ × チノパン」の組み合わせは、定番な組み合わせの1つ。ビジネスカジュアルは勿論、お洒落なレストランでの食事や、結婚式の二次会などのシーンで活躍してくれますよ。
カジュアルの王道「ジーンズ」
カジュアルファッションの代名詞とも言える「ジーンズ」は、ジャケットだけでなくTシャツとも相性がいいという、とにかく着回しやすい便利なアイテムです。
おすすめの色は「インディゴブルー」か「ホワイト」の2色。程よく色が抜けているものがオススメです。
ダメージ加工はカジュアルになりすぎるので、NGではないのですが上級者向けです。
万能アイテムの1つ黒デニム
「とりあえず、黒のスキニーデニムがあればいい」と言われるほど、様々なコーディネートに合わせやすい万能アイテムです。
「黒のスキニーデニム ×(黒のソックス) × 黒のシューズ」という組み合わせで下半身を統一すると、脚が長く見える嬉しい効果も。
テーラードジャケットと合わせるシューズには「革靴」と「ローテクスニーカー」がオススメ
テーラードジャケットの足元を任せる一足にオススメしたいのはこの2種類、
- 革靴(レザーシューズ)
- ローテクスニーカー
です。
大人らしい印象で全身を引き締めてくれる革靴(レザーシューズ)
スーツスタイルの歴史が証明しているように、ジャケットと革靴の愛称は抜群。
「テーラードジャケット×白シャツ×ジーンズ」というようなカジュアル寄りのコーディネートだったとしても、革靴が入ることでキュッと引き締まります。
革靴の中でも特にオススメなのが「ローファー」。
革靴としては比較的カジュアルなポジションのローファーですが、この絶妙なカジュアル加減が、テーラードジャケットのコーディネートにピッタリなのです。
汎用性が高い「プレーントゥ」や「モンクストラップ」も、テーラードジャケットの足元を任せるのに実に頼もしい一足ですよ。
ドレスとカジュアルのバランスを取りやすい「ローテクスニーカー」
「ローテクスニーカー」とは、時代を超えて多くの人たちに愛されている、いわゆる名作スニーカーのこと。
古き良きスタイルに通じる控えめなボリューム感は、テーラードジャケットのドレス感を程よく崩し、ドレスとカジュアルのバランスを絶妙に調整してくれます。
色味のないモノトーン系を用意しておくと、様々なコーディネートに合わせやすいですよ。
ちなみに、ショック吸収や通気性確保など、様々な現代技術が搭載されているスニーカーのことは「ハイテクスニーカー」と呼びます。
まとめ
テーラードジャケットの基本や魅力、いかがでしたでしょうか?
みなさんが「これだ!」と思えるようなテーラードジャケットを探し出して、“大人らしい”格好いい着こなしを楽しめることを願っております。
究極の着心地を追及する日本のシャツブランド「インダスタイル トウキョウ」特集
“宇宙飛行士の船内作業着”を仕立てた技術と型紙をベースに始まった「インダスタイル・トウキョウ(INDUSTYLE TOKYO)」は、1956年創業の老舗メーカー『丸和繊維工業』が展開する日本のシャツブランドです。
オリンピック選手の競技ウェアや、宇宙船飛行士の船内作業着など、プロフェッショナルのパフォーマンスを支える服に採用された「動体裁断®」という技術を世界で初めて、ワイシャツに投入。『試しに一度着て見たら、他のブランドのシャツが着られない』といった声が寄せられるような着心地を生み出しています。
『アド街ック天国』やNHKなどの映像メディアから、ゴルフ雑誌EVEN、ディスカバリージャパンなどなど、様々なメディアで取り上げられています。